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夏のバカンス2023 in Spain その2

ボンジュール、皆さま。訪れてくださってありがとうございます!
前回に続いて、夏のバカンスレポート、今回はマヨルカ島です。

お魚の島、マヨルカへ
バカンスの後半を過ごしたマヨルカ島は、地中海に浮かぶスペインのバレアレス諸島のひとつ、イビザ島のお隣の島です。フランス人やドイツ人に人気のビーチリゾートで、ヨーロッパの主要都市と島を結ぶパルマ空港のあるパルマには、大聖堂、美術館やマーケット、デパートなど観光地としても見どころがたくさんあります。

パルマの市街地からも空港からも近いビーチ。そこら中ビーチ!

私たちが滞在したのは、Sóller (ソレル)という北の海辺の街。パルマからは車で30分強、電車かバスで小一時間ほどに位置します。ここ以外にも、至るところに海へ通じるビーチが点在しています。大きなビーチからプライベートビーチのような小さなところ、岩場や砂浜、車でしか行けないところや船で行けるところなど本当に様々。

レトロな電車で移動、中心部は山が多く、車窓からはレモンやオリーブ、アーモンドの畑が広がります

マヨルカは兎にも角にも、島中を囲むエメラルドグリーンに透き通る海が本当に美しい!肉眼で十分に見られる浅瀬でも群れをなしたお魚が泳いでいます。究極に寒がりの私でも余裕で入れる水温も心地良いのです。
海水に体を浸した瞬間、ハワイの海を思い出しました。全く興味のなかったハワイに10年ほど前に訪れた理由は妹の結婚式。どうせどこも観光客だらけでつまらないだろうと期待ゼロの私は時間を潰そうと海に入った瞬間、身も心も洗われるような不思議な感覚がありました。なぜか懐かしい気持ちが内側から溢れ、心地の良い光に包まれたような気分、まるで生まれる前、母の羊水の中のような感覚です(もちろん覚えていません)。私にスピリチュアルな才は全くないのですが、ハワイの海の記憶と感覚が鮮明に体に残っており、ここマヨルカの海でも全く同じ感覚になりました。だから何だって話なのですが、それくらい神聖で格別に気持ち良かったのです。

Sollerから船で行けるビーチSa Calobraの海は特別に澄んで綺麗でした

マヨルカはコスタ・ブラバよりも暑く、朝10時くらいから夕方18時を過ぎても日差しの強すぎる太陽が島全体を照らし、日陰はほぼありません。ヨーロッパの人たちは平気でビーチで日焼けを楽しんでいますが私には無理。昼の暑い時間はホテルでのんびりするか、市街地へ赴き、涼しい美術館やアイスクリームを頬張る方が良くて、海水浴は、まだ辛うじて日陰のある朝の海、陽が沈む間際の夕の海。人も少なく私にとってベストでした。

パルマは画家のミロが最後に過ごしたアトリエがある街、今は美術館としてミロの作品を展示。
丘の上に位置し、庭からは美しいビーチを見下ろせます

パルマへ行けば何でもあるし、決して不便で荒れた島ではなく、前述の通り、ビーチリゾートの島です。それでも、穏やかで静かな海の沖(実際は大して沖じゃないけれど)で一人ぷかぷか浮いていると見えるのは青空と太陽、聴こえるのは波の音だけ、いつまでも浮いていたい気分になりました。
焼けるような太陽、きらめく海、突き抜ける青空、自然の恵みを自分の体が望むままに享受することは、最も有効な心身の浄化法だなと改めて思いました。きっとその時に体と心が求める必要な分だけのデトックス効果を豊かな自然が担ってくれているように思います。

果てしなく広がる碧の海、波は穏やかで時間もそれに合わせて流れます

完全に私は海より山、森ガール(森おばさん)と思っていましたが、今回の海辺の夏休みを機に、海もやっぱり好きだ!と確信しました。みなさんはどちらが好きですか?むしろ、都会の旅が好きですか?

ところで食いしん坊の私がせっかくの旅先の食レポートをしていないのはなぜでしょう。次回は、旅先で見舞われたアクシデントについてです。

マヨルカにてサップデビュー!思い切って立てたのも一緒に泳いでくれた魚たちのおかげ

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