長い事かかりましたが、先月やっとエッセイ本がAmazonから出版される運びとなりました。電子書籍とペーパーブックの両方で販売していて、Amazonの読み放題に入っている人は無料で読めるようになっています。

内容は、簡単に言うと、「双極症がどうやって寛解したか」が書かれてあり、病気を治すのに必要なポイントをギュッとまとめました。ちなみに寛解して3年ですが、現在も双極の波を感じることはなく、気を抜くと病気であることをすっかり忘れてしまいそうになるくらいです。普通に見たら、健康そのもの。最近は、仕事も充実していて、活動の幅が大きく広がり、なんと講演の依頼が止まらない状態にまでなりました。

仕事量が一気に増え、並行して家事もこなす毎日で、一時期は夫も心配していましたが(でも一番ビビってたのは私自身)、仕事がハードモードでも、決して体調が崩れることはありませんでした。今日も朝からジムでトレーニングして、食事を３食作り、洗濯をして、友人の家まで遊びに行きましたが、全く元気なままでした。疲れても、一晩寝れば、完全チャージ状態で、エネルギが満杯になります。

こんな未来が待っているなんて、夢にも描けませんでした。奇跡の中を生きている気分です。今では、あの躁鬱に悩まされて苦しかった日々を思い出すのが難しくなりました。「そんなこと、あったっけ？」と思いそうになります。そういう意味でも、あの頃の苦しみを忘れないために、自戒の意味も込めて、この本を書きました。

この機会に、ぜひご一読いただけると嬉しいです。本の中で、またお会いしましょう！

(終)