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私が英語を学ぶ理由(ブレブレver.)

20代の頃からモヤモヤしてることの1つが英語だった。
私は本当に英語を学ばなくていいのか?

日系企業に就職したので、仕事で英語を使うチャンスはない。もともと海外志向でもなかったし、海外駐在勤務や海外出張にもさほど興味はなかった。なんとなく国際部など華やかな部署への憧れはあったが、日本で結婚して家庭を築く事が大前提であり、20代の仕事は現状の人事という役割で十分満足していた。

私の会社は国際部などもあり、一応、手を挙げれば海外で働くチャンスや仕事で英語を使うチャンスはあるのだが、それはほんの一握りの留学経験者や帰国子女がポスト争いをしているだけで、私には遠い世界だった。 
会社から英語を勉強するように言われたことはない。私は、海外要員ではないのだ。

私に、英語を勉強するメリットはなかった。
だから、英語を勉強するモチベーションはなかった。だから、英語を勉強できなかった。

でも、モヤモヤする。
本当の本当に私は英語を学ばなくていいのか?

心のどこかで英語を学びたいのに、背中を押す決定打を見つけられずにいた。
英語を勉強するデメリットも特にないのだが、それを超えるメリットがないとなかなか人間動けないもんだ。

ターニングポイント

しかし、大前提である結婚ができ、子どもも授かった頃、急に英語への興味が再浮上してきた。30代に突入した頃だった。
英語を勉強するメリットが生まれてきたのだ。
自分なりの英語への再興味の分析、背景は以下の通りだ。

①会社の自己研鑽ルール

私の会社は、「毎年必ず資格に挑戦してください」というスタンスで、入社して7年経過して、毎年真面目に資格取得してきて、次に目指したい資格は徐々になくなっていた。勿論、目指そうと思えば色々資格はあるのだが、妊娠や子育てしながら、受験日に向かって計画的に勉強する、しかも、暗記も大部分を占める勉強をするのは、正直、嫌だなぁと思っていた。

だったら、英語でも勉強するのは、いいかもしれないと思った。
単語の暗記は面倒だが、トイック試験は、合否ではなく点数が出るだけ。しかも、毎月、いつでも受験できる。
覚える事が少なくて、毎年、トイックを受けておけば、会社には文句を言われない。
英語学習は、会社の自己研鑽ルールに対してのいい逃げ道だった。

②転職時代の市場価値

若干モヤモヤするのだが、日系企業であったとしても、履歴書にトイックのスコアを書くと評価が上がるという転職市場。
英語を使う業務をやらせるつもりもないのに、とりあえず履歴書でトイックのスコアをみて判断する日系企業。謎過ぎる。

私の会社では、海外要員社員以外はトイックの点数は問われない。勿論、入社時の条件もない。その点、合理的だと思っている。

しかし、多くの日系企業を含めた転職市場では、とりあえず英語はできた方がいいみたいで、市場価値を上げたければトイックは高い方がいいみたいだ。

優秀ならトイックのスコアくらいすぐ取れるだろという学歴的なスクリーニングなのか、ジェネラリストとして何でも出来る感じが好まれるのか、よく分からないけれど…。

私は転職するつもりはなかったが、なんとなく市場価値を上げておきたい保身の想いは、私を英語学習へ向かわせた。

③英語の幼児教育

私自身、英語なんて所詮、言語であり、環境がそろえば誰でもできると思っている。
私自身、本気になれば、留学を1年くらいすれば、絶対できると思っているので、やっぱりなぜ英語をできるようになりたいのかそれが1番大事だと思う。

それは、我が子への教育への想いと同じだ。

基本的に本人が英語を学びたいと思って、そのタイミングから学べば十分間に合うと思っている。

しかし、世間では幼児への英語教育の早期化の風潮。3歳児が英語を学ぶ時代になっていた。
そうであれば、子どもに英語を教えられるくらいのママでありたい
耳の発達は幼児の頃に鍛える方がいいというエビデンスがあるのは知っていたので、まぁ、焦る事もないが、私自身が子どもと一緒になって今から英語を学ぶというのもアリといえばアリだった。海外旅行に家族一緒に行くという夢も持てる。
まぁ、この辺りは副次的理由で、トイックの勉強と直接的には繋がらないのでモヤモヤを生んだりするのだが、背景的に英語への興味を加速させた。

④育休の暇つぶし

30代で出産し、育休に入った。
育休中に、話す大人がいないのは、つまらないし、結構孤独で辛い。子育て支援センターに行けば、ママ友もできて、話し相手もできてリフレッシュできて産後の鬱予防にもなる。

ただ、しょうもない話も多い。

だったら、オンライン英会話でもしてた方が時間の有効活用になると思った。お金がかかるという意味では、ちょっと迷ったが、受け放題の英会話に入れば、コスパは最高。育休のいい暇つぶしになる。
今流行りの「育休のリカレント」に該当するかと言われたら、微妙。
私にとっては勉強というより趣味的な暇つぶし。
でも、まぁ、英語への耳慣れはトイック対策にもなるだろうし、会社へのパーズやトークとしては悪くない。

⑤兄の海外赴任

個人的に目の敵だった兄の海外赴任が決まった。兄だって海外志向でもなかったのに、アメリカの大学院に留学し、次は、ドイツに駐在だとのこと。

子どもも小さいのに、キャリアを諦めないですむ男はいいですねぇ。

高い能力を社会で発揮できていて羨ましかった。
負けん気の強い私は、ふてくされ、せめて私だって日常英語くらいできるようになりたいと思ってしまった。

⑥自分の価値観

育休中、自己理解をする中で、「みんな違ってみんないい」という価値観が自分の生きる方向性だと気が付いた。

世界中の人と違いを認め合い、笑顔で色んな話ができたら、人生めちゃくちゃ豊かになる!

人生の壮大なテーマが見つかり、小さく一歩踏み出すとしたら、世界の共通言語として英語を学ぶことは素晴らしい。心から思えた。


以上の背景が理由となり、私は英語を学ぶことにした。おそらく、上記の理由が1つだけでは動けなかった。

鬱になる理由とよく似ている。
1つの理由だけでは鬱にはならない。
色んな理由が複雑に複合的に絡み合って発症する。

新たなモヤモヤ

そんなこんなで、色んな理由があって、英語を学ぶことにした。
たった一つの英語を学ぶ強い目的があるわけではないので、英語を勉強してないモヤモヤからは解放されたが、新たなモヤモヤも生まれてきた。
お察しの人もいるかも知れないが、英語を学ぶ目的が明確になっていないと、何をどう学べばいいのか不明になる。

特に、私はオンライン英会話に入会したので、先生から何のために学ぶのか何度も聞かれた。その目的に応じて指導カリキュラムが決まるのだ。明確な目的がないと、先生は困ってしまう。

正直、トイックの目標点数が取れてしまってからは、さらに英語を学ぶ目的がブレブレに。

仕事のチャンスを増やすトイック対策なのか、
子どもへの教育対策なのか、
単なる趣味なのか…。

その続きの話は、また機会があれば。笑

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