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2021年1月7日(木) 14:20~14:40[Eテレ] 第7回あなたは将来どのような仕事を選択するのか?~ありすさんの場合~を見て思った事

皆さん、こんにちは
タロウです。
よろしくお願いいたします。

毎度の事で大変恐縮ではございますが、ご興味ありましたら、
自己紹介記事も合わせてお読みいただけると幸いです。

はじめに

今回は番組情報:2021年1月7日(木) 14:20~14:40[Eテレ]第7回 あなたは将来どのような仕事を選択するのか? ~ありすさんの場合~
を見て思った事を述べていこうと思います。

以前、私は【音楽療法の会社について】という記事をあげました。

その後も追記などをする上で、改めて紹介した会社について調べていると、
Ⅼeaf音楽療法センターさんのホームページの最新情報に

1/7(木)放送 NHK番組内で、当センター長の武知が音楽療法士について、高校生のインタビューに答えました。
番組情報:2021年1月7日(木) 14:20~14:40[Eテレ]
第7回 あなたは将来どのような仕事を選択するのか? ~ありすさんの場合~
放送後、こちらで動画をご覧いただけます(無料)
                          最新情報より引用

との内容がありました。
音楽療法がマスメディアに取り上げてもらえるなんて、
嬉しい限りです。
さらに、放送を見逃しても無料で見られるようになっているものありがたい。下記にリンクを貼りましたので、クリックしていただけると、
その放送に飛べるので、まだご視聴されていない方は、ご覧いただければと思います。


ご注意ください

これから番組を視聴して率直に感じた事を述べていこうと思います。
その為、番組内容に関わる話が多く出てきます。
ネタバレ防止の為、これから番組を見ようと考えている方は
ここで一旦、ブラウザバックをお願いします。


番組内容について

【総合的な探求の時間】という番組タイトルに相応しく、
与えられたテーマから自分で課題を見つけて調べる学習という内容でした。

動画はチャプター1からチャプター5まであります。
チャプター1では探究的な学習とは?との事で
番組説明から始まります。

探究的な学習とは?
①自分で課題を見つける
②それを自分で調べ
③考察しまとめる
①~③を繰り返しおこなう事で自分で問題を解決する力が身につく
そして、それを行ったある高校生の取り組んだ探求学習についてでした

冒頭を見た感想で、
『ここから音楽療法のインタビューとどう結びつくのだろうか?』
といった感想でした。

次のチャプターから今回の主役である、ありすさんが登場され、
ありすさんが【どんな仕事に就きたいか?】を
学校の先生と対話をしながら進めていくものでした。
先生との対話から、ありすさんの好きなこと・興味のあることを話してもらい、その好きな事や興味のあることは仕事に出来るかについて、自分なりの課題をみつけていくものでした。

音楽経験があったありすさんは、音楽関係の職業を調べます。
まず音楽発達心理士、その後音楽療法についての流れでした。

さて、音楽療法について調べたありすさんが
率直に音楽療法のイメージを話ていただくのですが、
ありすさんの話よりも

テレビ側の音楽療法についての説明が・・・・。

音楽療法士
〇ハンデを抱えた人などといっしょに歌ったり演奏することで、心や体を癒したり健康をサポートしたりする仕事
〇勤務場所は病院・介護施設・障害者福祉施設、学校など

制作側は音楽療法についてちゃんと調べたのであろうか・・・。
内容が若者向けなので説明がかしこまり過ぎるのはよくないと思いますが・・。
ただ、なぜ、”ハンデを抱えた人などと~”という書き出しなのでしょう?
そもそも、ハンデを抱えた人って何?
すごく健常者目線だった事も気になりますし、”障害者福祉施設”って書いてあるけど、なんで”しょうがい”のがいの字を漢字使っているのかなと思いました。

同業者や他業種の方からすれば、
「ここまで気になる事かな~」や「何か引っかかる所あったかな?」
と思われると思います。
確かに、そうなのですが
音楽療法ではなく、介護・福祉の扱いや見られ方は
まだまだこういう状況なんだと思いました。

音楽療法士にインタビュー

チャプター4で、ついに音楽療法士が登場します。
※音楽療法士が答えた内容については、是非ともご視聴いただければと思います。

ありすさんが
「養護教諭になった時に音楽療法の生かせるところってなんだと思いますか?」という質問でした。
率直かつ素直な、いい質問だと思いました。
私が仮に養教になったと考えて、
日々の生活、友人関係、勉強、成長面での周囲との違いなど、様々な悩みや不安を抱えている児童・生徒に対して、音楽を用いたアプローチで何か出来る事はあるのではないかと思いますし、すでに養護教諭の方で音楽療法を交えたアプローチを実践されている方がいらっしゃるのではないかと思いました。

ただ、この後です・・・・。
ありすさんは実際に音楽療法士と養護教諭を兼任できるのか?を
学校(おそらく、ありすさんが在学している)の養護教諭の方にインタビューした際です。

ありすさん「音楽療法士の資格をとった場合、養護教諭で生かせるところはなんだと思いますか?」
養護教諭「音楽療法士と養護教諭の資格っていうのは心を癒すというものでは共通しているけど、具合が悪くて保健室に来た生徒に対して気持ち良くなるような音楽をかけるのは無理なんで・・・」
ありすさん「何で無理なんですか?」
養護教諭「好みもあるし・・・私が心地よくても相手が心地よくない場合もある、あとは何人か寝ているとき音楽をかけるのはちょっとむずかしいかなと思います
                       番組内のやりとりを抜粋

養護教諭の方のおっしゃる内容はその通りです。
切り傷・擦り傷といった処置に関しては音楽よりもまず先にすべき対応があると思います。
ですが、具合の悪さがすべて体調面とは思えませんし、保健室に入る事でそういった子供たちの気分が安らぐのであれば、それに音楽を用いたアプローチを行う事も出来るのではないかと思います。

また、「好みもあるし・・・私が心地よくても相手が心地よくない場合もある・・・」については、それを理解しているなら相手が心地よくなるような音楽をリサーチした上で行えばいいと思います。
在学中の生徒全員の嗜好を理解するのは現実的ではありませんが、
何となく最初から諦めているようで残念な気持ちになりました。
「何人か寝ているときに音楽をかけるのはちょっとむずかしいかな」という発言に対しても、
言っている意味はわかりますが、そもそもの発想が違うような気がしました。

終わりに

音楽療法についての取り扱われ方であったり、
音楽療法をおそらくあまり知らない養護教諭からのイメージなどを聞く事で、『音楽療法ってまだまだこれからの世界なんだな』と再認識しました。

インタビューを受けた音楽療法士については、他にも色々話されたとは思いましたが、尺の都合でカットされた所もあると思います。

ただ、マスメディアに紹介される事で、
音楽療法を知らない方にも、知っていただく機会となり、
音楽療法に対する率直なイメージや意見を伺えるのは参考になります。

こういった意見を真摯にうけて、
行わせていただいている、セッションに驕ることなく励んでいきたいと思います。

いかがでしたでしょうか?
今回は以上となります。
ここまでお読みいただきまして本当にありがとうございます。
それではまた。
                              タロウ

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