あなたの明日が明るいものであってほしい

ついに来たか…と思った。AKB48の横山由依嬢(以下ゆいはん)の卒業。もういつ卒業してもおかしくないなとこの数年思っていたけれど、いよいよ卒業かあ、お疲れさまでした。

ああ、ジャニーズでもアイドルでも、基本的に歌って踊る人たちはだいたい好きなので、にわかです、的はずれなことを言っていたらごめんなさい。そういえばDD(誰でも大好き)ってもう言わなくなったね。でも今のわたしのアイドルは歌って踊る我が家の2歳児。小悪魔で天使。

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ちょうどNot yetの結成くらいに彼女を知って、それから気になってAKBの推しはと聞かれればそれはゆいはんでした。総選挙のあいさつは年々泣き方が落ち着いてきて、成長したんだなあ、でも泣くなあ(笑)と思いながら見ていました。ちなみにわたしとたぶん顔の系統は見る人が見れば似てる、になると思う。どっちかというとネコ系。

AKBを熱心にテレビで追いかけていた時期は、それこそゆいはんがNMBを兼任していたくらいがピーク。AKBグループのアルバムで一番聴いてるのはNMBの1stである「てっぺんとったんで!」で間違いない。

ただそれは兼任あんまり関係ないかもな。NMBはデビュー曲のタイトルが「絶滅黒髪少女」って、一度も髪を染めたことがない自分にはもう好みどストライクなタイトルそして曲だった(振付で三指立てるの最高)。どうでもいいけど未だに染めたことはない。ゆるパーマや矯正はあてるけども。黒髪愛してる。

そんなこんなでNHKでやってたAKB48 SHOWも見てた。純粋に歌って(というのが正しいかという点についてはここでは言及しない)踊っている姿が見たかったから基本的にコントは全部スキップしてたけど、シングル曲以外にもいい曲がたくさんあることを知れたいい番組だったなあ。秋元康という人はよくあれだけ歌詞を書けるもんだなと思う。

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「総監督」という存在に弱い。ゆいはんに限らず、たかみなも、みーおんも。自分が好きなもの、大切なもののために身も心もすり減らしながら走り続ける、という経験をわたしも10代後半から20代にかけて何度かしているから、ついつい自分を重ねてしまうんだなと今これを書きながら気が付いた。

結婚して子どもがいる今、家族以上に大事なものはないから、あの頃のように必死になって他人との繋がりを守ることは当面なさそうだなとは思っているけど。大切な場を守るために必死になれるのは若さがあってのことでもあるなと振り返ってみて思うし、もう一度あれを経験したいかと言われたら絶対やりたくない。わたしが経験したのはどれもわかりきった負け戦だったからな。あの頃の俺はよく頑張ったなあ…。

傍から見れば大したものではないかもしれない。自分をすり減らして守るほどのものには周りには見えていないのかもしれない。それでも守らずにはいられない。それが自分の存在意義でもあったから。たぶん、彼女たちにもそういう気持ちが少なからずあったと思う。というか、なきゃやってられないんだよなあ、なんで好き好んで損な役回りを演じねばならんのか。

まあ、そんなこんなで聴く機会がなくなってもゆいはんのSNSはフォローしてチェックしていたし、活動していく中で元々美人さんな彼女が大人の女性になっていくのを見守りながら、彼女が次のステップを踏み出すのはいつなんだろうなあと思っていたんだった。

これからどんな道を歩いていくんでしょうね。ゴリ押しだと散々叩かれたり、NGTの件があったり、事件だらけの総監督だったと思うから、卒業後は本当にやりたいことを思う存分やって欲しい。AKBに入ることは目的ではなく通過点、というコンセプトを今のメンバーたちはどれくらい理解しているんだろうな。過程だということを理解したうえで身体を張り続けた彼女には本当に頭が下がる。

ゆいはん、本当に本当にお疲れさまでした。してきた努力は求めたものに対しての結果では現れないかもしれない。でも、必ず「ああ、あの時の経験は…」と思うことが来ると思う。もう既に感じたことがあるかもしれないけど、これからますますそう思う機会が増えるんじゃないかな。あなたの未来が明るいものであることを心から願っています。ありがとうございました。

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はー、卒コン配信して欲しいなー。そして無理かもしれないけど「太宰治を読んだか?」をさや姉とななたんと3人でやって欲しい。たぶん泣く。

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