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マックで愛について語る

最近恋人ができた男友達から、「遊びにいかないか」と誘われ、彼女と遊べばいいのにと思っていると、どうやら彼女はいま台北にいなくて彼は暇らしい。

夕食後、マックに入って、ポテトにアイスクリームをつけながら恋愛関係の話になった。
I love youと彼女にいったのかと友達に聞けば、まだだという。彼女の方からは、言ってくれたが、「僕からはまだ愛の言葉の重みをお互いに理解するまで言えない」らしい。さらに、彼はアメリカ人なのでアメリカ人がいかに軽々しくI love youを言っているのかについて、その原因であるディズニー映画について嘆いていた。

彼がアジア系アメリカ人であることもこの考えに影響しているんだろうか。私は、I love youと言って愛が減るものじゃないし、愛していると思ったときはセーブせずに、どんどん言えばいいと思うけど。しかし、以前の私はちょっと違う考え方をもっていた。

一方、私の婚約者はラテン出身であるからか、よく愛情表現を口にする。彼はかつて言っていた。
「日本人て、好きだよって言葉じゃなくて行動で示すっていうけどさ、どういう行動が好きを表現するわけ?」と。
「僕はちゃんと愛してるっていうよ」と言ってくれた。たしかに、好きを行動で示したときに、相手によってはそれを好きの意思表示として受け取ってもらえないことがあるよね。お節介だなと受け取られるときもある。そのぶん、「好きだよ」という言葉はもっと明確でわかりやすい。

しかし私は日本人であるゆえ、ブラックジャックが、意中の如月めぐみが深夜無事に帰れるように、毎晩遠くからそっと見守り続けるような無言の愛情表現も好きなのだ。

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