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ライラック杯 短歌応募

「また会おう」固く誓った校庭に
また桜咲きまた桜散る

何度目の桜の季節だろうか。お互い忘れたことはないが、まだ再会できていない。でも、いつか必ず。また花の季節に。

つつじ咲く牛小屋跡に残されし
バケツの水に波はおこらず
  

子どもの頃は身近なところに沢山の牛がいました。あの声も匂いも懐かしい。最近までいた牛小屋跡にはまだバケツに水が入ったままです。 

農家も限界近しと思ひつつ
土にたつぷり光まぜゆく

僕も歳をとり、仕事も忙しくなる中でどこまで守っていけるだろうか。そんな風に思うこともありますが、田んぼも畑も太陽の力を借りて一心に耕します。

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今回はこの3首です。それぞれに実感を込めております。
運営の皆様、毎回ありがとうございます。今回も楽しませていただきます!


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