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ギアのコントロール

年始の仕事が始まって、最初の会議。
会議嫌いなのですが、全体会議ということもあり、全体の顔ぶれを見る機会としてはなかなか興味もある場になるのですが、
さすがに長い休み明け。全体の7割がた頭、働いてないのがわかる顔をしています。

それも仕方ないのですが(私も人のことを言えないので)、一部の人たちは、切り替えが上手いのか対応しているようにも見えます。
この切り替えをギアの入れ方というのですが、抜群にギアコントロールが上手い人たちがいます。

基本的には、エンストを避けるために徐々にギアを上げていくのでしょうが、いきなりトップギアにもっていけるエンジンを搭載している人たちがいます。

ただ、当然トップギアに入れるのは馬力だけでは空回るので、コントロールする技術とのバランスを必要とします。
これが本当に難しい。上手い人は何人か知っていますが、完全にそこができる人は私の経験上では一人も知りません。

ギアのコントロールがまったくできないのは経験値の浅い新人レベル。これは経験を積めばできるようになるので、実はたいした問題ではないのですが、
経験を積んでもトップギアにもっていくスキルのない人も多く、悪い言い方をすると、平均値のギアから離れられない人もいます。
先ほどの話の対応できているうちの約3割、そのうちの大半は平均レベルを常に持ってくることができる人たち。

マイペース型のやり方で、自分のペースを作れる人がビジネスの世界では標準的なのかもしれませんが、どこまでいっても標準レベル。

その上のステージに上がると、各ギアの使い分けができるようになります。これが、仕事のレベルに大きな影響を与えるようで、明らかに差を生み出します。
ビジネスの世界で、どんな仕事でも、外部影響を受けない仕事はないです。なぜなら、金を稼ぐ、収益を得るためには外部からでなければ、増えることはないので。そのため、ギアは状況におけるコントロールができて、初めて使いこなして言えると言えるからです。

トップギアに入れる、ローギアに入れる、これを状況を見ながら使いこなせるようになると、質が変わります。

とはいえ、それができないのが普通なのでしょうが。センスうんぬんもありますが、おそらく経験値における要素が大きいように思います。

いかにギアをうまく使えるか。こういったギアをローに入れていた日々が続いた後に、自分のレベルを把握することができます。
なまじ器用になって、平均レベルで満足する人も多く、それが何年も続くと平均値が気づけばトップギアになっているのかもしれません。
怖い、怖い。

長期休み明け、周りの人がボケーっとしていることが気になるのは、自分もボケーっとしているからかもしれません。
スイッチを入れられるトリガーもまた必要なのかな?とも思うのですが、今年はトリガーになるスイッチを自分でも持ちたいと思いました。

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