見出し画像

英語学習日記 #34 "Radically Happy"

今回学んだアイディア
・一時的でなく、持続的な幸福感をどうやって得るか
・ものを手に入れることからは一時的な幸福感しか得られない
・瞑想のすすめ

こんにちは!
こちらの英語学習日記シリーズでは、Blinkistで新しく知った英語表現や英単語を中心に、個人的に面白かった、勉強になったポイントを紹介していきます。今日はその第34回です!


今日のBlinkについて

本日のBlinkのタイトルと著者はこちら。2018年に出版された1冊です。新しいマインドフルネスの世界が開け、1週間の始まりに読む本として素晴らしい1冊でした。幸福について、瞑想法についての実践的なガイドです。

Radically Happy by Phakchok Rinpoche and Erric Solomon
- A User's Guide to the Mind -

キーワードはradical happiness。著者はこれをa sense of lasting well-being that sticks with us, even when the going gets roughと定義している。つまり、一時的ないい気分(fleeting joy)でなく、困難に直面した際でさえも得られる、持続的な幸福感。

fleeting(一時的な)とlasting(持続的な)の対比が印象的です。

「所有(possession)によってもたらされる幸福感は一時的(fleeting)である」と言われれば、ピンときませんか?

以前にも似たような内容のBlinkを読んだことがあるので、よければ参照してみてください。買ったときが一番幸せで、所有すること自体から幸福感は得られない、というやつです。


つまり、今日のBlinkは、一時的な幸福感(fleeting joy)をいたずらに追い求めるのではなく、人生を通してハッピーでいるために、どうやって持続的な幸福感(radical happiness)を得るか?という内容。テーマとしてはかなり壮大ですよね。一緒に見ていきましょう。


今日のBlinkから得た学び

今日のBlinkの内容で、個人的にためになったものを引用します。

It’s obvious that winning the lottery would make you much happier than learning that you’re paralyzed, right? Actually, no –⁠ at least not in the long run!

Immediately after hearing the news in each of these scenarios, you’ll likely feel a boost of either happiness or depression. But those feelings won’t last. A 1978 study of paraplegic people and lottery winners determined that, just a year after finding out the news, the happiness levels of both groups had returned to exactly where they had been before.

1978年の研究で、宝くじに当たった人と、事故で半身不随になった人の幸福度を追跡すると、どちらも1年後には以前(当選前、事故前)と同じ水準に戻っていたことがわかった。つまり......

Circumstances and possessions don't lead to real, sustained happiness.

境遇や所有は、長続きする幸福感をもたらさない。

つまり、どんなにモノを買ったり、環境をいくら変えたりしても、それら自体から幸せを得られるわけではない、ということ。モノ(家、車、ブランド品...)や環境(転職、引越し、)に幸福を求める姿勢を改めなければなりませんね。

Unfortunately, this state of chasing after our thoughts, which psychologists call mind-wandering, is one in which most people engage frequently –⁠ about 50 percent of the time, to be exact. Yet studies tell us we’re happiest not while mind-wandering, but when we’re completely absorbed in the present moment.

mind-wanderingとは、「今ここ」に集中できていない状態。

研究によると、mind-wandering中ではなく、今に没頭できているとき、私たちは最も幸福を感じる。

And that’s it! This exercise is an example of meditating with an object. It fulfills the purpose of giving your mind something to focus on that isn’t your thoughts –⁠ here, it’s your breath. By meditating in this way, you learn how to be present –⁠ regardless of any thoughts that may appear in your mind.

meditation with an object: 特定のものに意識を集中させる瞑想法。

「自らの呼吸に集中する」ことが例として挙げられており、なんか禅っぽいなあとも思いましたが、別に呼吸に限らず、花、ろうそく、音楽、なんでもいいそうです。何か一つに意識を集中することで、自分の考えでなく、今に集中できる。

俺が音楽が好きなのは、メロディや歌詞を追っている間はそれに没頭(今に集中)できている=考え事をせずにいられるからなのかも?と思った。

Of course, it can be difficult to meditate when you’re feeling particularly anxious. But in this case, you can use the anxiety itself as the object of your meditation. Focus on the feeling. Where is it located in your body? How exactly do you know you’re anxious?

不安なときに瞑想するのは難しい。そんなときは、自身の不安な感情に集中しよう!マイナスの思考に囚われるのではなく、それを観察しよう。という話。感情さえもmeditation objectとして利用してしまうなんて!たくましい!と感じました。

......今日は説明の必要な(つまり、パッと言われてもよくわからない)内容が多く、1日では到底まとめられそうにないので、ここらで要約を載せて終わりにします。詳しく知りたい方は自分で読んでみてください。瞑想のやり方などの実践的な内容もあり、なかなか1日で理解できる本ではなさそうです。

Radical happiness is a natural byproduct of two other forms of happiness: basic happiness, which comes from being able to focus on the present moment, and interconnected happiness, which is a result of having warm relationships with other people. Each of these forms of happiness can be cultivated through meditation exercises, which help you break free of your negative habits, emotions, and thoughts.

Radical happiness(永続的な幸福感)は、次の2つの幸福の副産物だ。1つは、「今ここ」に集中することで得られるbasic happiness、もう1つは、他者とあたたかい関係を築くことで得られるinterconnected happiness。どちらも瞑想によって高めることができて、ネガティブな習慣、感情、思考から自由になるための助けになってくれる。


新しく学んだ表現とその使い方

well-being[general health and happiness]

Real happiness - what the authors call radical happiness - is a sense of lasting well-being that sticks with us, even when the going gets rough.

「健康」の意味だと通らなかったので調べてみました。幸福感という意味もあるんですね。

foist sb/sth on/upon sb[to force sb to accept sb/sth that they do not want]

This meant Rinpoche had many expectations and obligations foisted upon him.



今日調べた単語

今日英英辞典で調べた単語・表現は次の56個です!ここに書いてある単語 = 今日初めて見た単語 というわけではなく、前から知っている単語も意識的に調べて、例文を音読したり、自分が知っている意味以外での用例を確認したりしています。

画像1

蛍光ペンで線が引かれている単語・表現は、以前にも英英辞典で調べたことがあるもの、つまり今日のBlinkをきっかけに再会・復習することができた表現です。

ここまで読んでくださった方に感謝です!ありがとうございます!

明日も書きます!



○ □ ○ □ ○ □ ○ □ ○ □ ○ □ ○ □ ○ □ ○ □ ○ □ ○ □ ○ □


おまけ

研究室の先輩から貸していただいた、山口周 NEWTYPE を読んだ。


KEARNEY(A.T. カーニー)の選考を受けたときにも思ったけど、戦略コンサル畑出身の人たちは問題の構造化がうまい。この人たちが書く文章からは、頭の良さが伝わってくるんよな。


イノベーションは目的ではなく、課題解決のための手段
(というか、革新的な方法論で大きな経済的価値が生み出されたとき、それが後にイノベーションとしてとらえられる)で、イノベーションを目指すことは茶番でしかないって話と、未来の予測は原理的に不可能、って話が面白かった。するべきことは予測じゃなくて構想ね。なるほど。

The best way to predict the future is to invent it.

なんてAllan K.は言ったらしいけど、本当にその通りなんだな。

ひととおり読んでみて、俺は割と「ニュータイプ」だな、なんて自分に都合の良い印象を持った。わがままで自分勝手で、周りに馴染めず、現状に満足できないだけなんだけど、それがこの本で言うところの「あるべき姿=ビジョン」を構想する力みたい。

今の日本の嫌なとこ、変えたいことなんていくらでもある。理想に忠実に生きたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?