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英語学習日記 #33 "Privacy Is Power"

今回学んだアイディア
・Surveillance Capitalism(監視資本主義)とは
・2016年の米国大統領選で、ドナルド・トランプとCambridge Analyticaがやったこと
・日本の個人情報保護法改正の動向

こちらの英語学習日記シリーズでは、Blinkistで新しく知った英語表現や英単語を中心に、個人的に面白かった、勉強になったポイントを紹介していきます。今日はその第33回です!

毎日のnote投稿&Blinkist多読を1ヶ月以上続けることができたので、記事の最後のおまけで、その振り返り(成長の実感と、今後の意気込み)をしています。


今日のBlinkについて

本日のBlinkのタイトルと著者はこちら。2020年に出版された1冊です。

Privacy Is Power by Carissa Véliz
- Why and How You Should Take Back Control of Your Data -

今日のキーワードはSurveillance Capitalism(監視資本主義)

...where data is the economy's most valuable commodity. The data economy has transformed citizens into products.
(データが経済において最も価値のある売買品となり、市民が商品と化した新しい資本主義経済)

と表現されています。私たちに関するすべての情報(位置情報、性的指向、政治的スタンス、興味、交友関係)が収集され、売買される時代。

今日読んだ中で一番ドキッとしたのは、配偶者と不仲な人に離婚弁護士の広告が表示されるというエピソード。マイクや位置情報、アプリの使用履歴などから、喧嘩していることや、一緒に過ごす時間が減ったことが、スマホメーカーやGoogle、アプリ開発者に読み取られてしまうみたいです。

とはいえ、ユーザーから収集した情報をサードパーティ(個人情報に興味のある、第三者的立場の企業)に売り飛ばすのは現在では問題視されており、GoogleもサードパーティCookieの廃止を予定しているようです。


今日のBlinkから得た学び

今日のBlinkの内容で、個人的にためになったものを引用します。

The data company Cambridge Analytica used the personal data of millions of Facebook users to wage an online propaganda war to sway the result of the election in favor of its client – Donald Trump. Personal data enabled Cambridge Analytica to identify people it referred to as “persuadables” and then specifically target them with customized propaganda and fake news.

(2016年のUS大統領選に先立って)Cambridge Analyicaというデータ会社は、数百万人のFacebookユーザーの個人情報を利用して、顧客であるドナルド・トランプにとって有利な選挙結果になるよう、オンライン上でのプロパガンダ戦争に加担した。投票先を変えることができそうな人たち(つまり、ヒラリー・クリントンの熱心な支持者ではない人たち)をターゲットに、フェイクニュースやプロパガンダを流した。

(2016年時点での)監視資本主義においては、お金さえあれば、市民の政治思想に影響を与えることさえもできてしまうという...

We have the power to pressure companies into developing more ethical technologies, and we also have the power to regulate how that technology is used once it’s created.

私たちには、より倫理的な技術を開発するように企業に圧力をかける力がある。私たちには、開発された技術がどのように利用されるかを規制する力がある。

The second thing the author calls for is that we should demand our governments to ban the trade of personal data. People’s private lives shouldn’t be a commodity that companies can share, sell, and exploit for a profit.

個人情報の売買を禁止するよう、政府に求めるべきだ。私たちの私生活は、企業に共有され、売買され、利益のために搾取されるべきコモディティではない。

EU全体で2018年に施行されたGDPR(General Data Protection Regulation)の内容に近づけるように、日本も個人情報保護法(APPI)を2020年に改正したそうです。施行は令和4年(2022年)4月とのことだそうです。



新しく学んだ表現とその使い方

rake in sth[to earn a lot of money, especially when it is done easily]

While Google had an income of $19 million in 2000, by 2004, the company was raking in $3.2 billion.

Googleが個人情報を売り始めてから、4年間で収益が3590%増大した、という文脈で使われました。

wage[to begin and continue a war, a battle, etc.]

The data company Cambridge Analytica used the personal data of millions of Facebook users to wage an online propaganda war to sway the result of the election in favor of its client – Donald Trump.

名詞としての「賃金」の意味だけでなく、動詞もあるんですね。しかも全然意味が違う。

vested interest (in sth)[a personal reason for wanting sth to happen, especially because you get some advantage from it]



今日調べた単語

今日英英辞典で調べた単語・表現は次の70個です!ここに書いてある単語 = 今日初めて見た単語 というわけではなく、前から知っている単語も意識的に調べて、例文を音読したり、自分が知っている意味以外での用例を確認したりしています。

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蛍光ペンで線が引かれている単語・表現は、以前にも英英辞典で調べたことがあるもの、つまり今日のBlinkをきっかけに再会・復習することができた表現です。
ここまで読んでくださった方に感謝です!ありがとうございます!
明日も書きます!


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おまけ 1ヶ月の振り返り

ふとしたときに、うわ、英語力伸びてるなあ、と思う。嬉しい。今日の午後、食器を洗いながら(もちろんスクリプトは見ずに)、Blinkistのナレーションを聴いていたのだけれど、受験や資格試験のリスニングみたいに特に意識的に集中しなくても、頑張って英語を聴こうとしなくても、脳が勝手に内容を拾ってくれる感覚があった。

1日前と比べて成長を実感することって、正直ほぼない。proverbialってこの前も出てきたけどまだイメージ掴めてないや。みたいに思うことばっかりだけど、その都度英英辞典を引き直す。

それが積み重なって、noteへの毎日投稿を始めてから30日以上が経過し、読み終えたBlinkが50冊分ほどになった今、後ろを振り返ってみると、あれ、結構いいペースで成長してるな、と感じてます。

人は知ってる単語・表現しか聴き取れないから、食器を洗いながらリスニング力の向上を実感できたってことは、語彙力が増えたってこと。

dauntって単語を見たら、intimidateとかnervousとかless confidentみたいなイメージが浮かんだりするようになったのは、脳内に英語のネットワークが構築されつつあるってこと。何度も英英辞典をめくった甲斐がある。

anticipateを見て「予期する」って日本語を連想してしまう間は、受験英語から離れられてない。少しずつ英語から英語がイメージできるようになってきたのは、英英辞典に毎日2時間は向き合ってるから。やってる分だけちゃんと変われてるんだな、と思うと嬉しくなってきた。金を貯めたらTOEFL受け直したいな。今なら100点超えられる気がしてる(所持スコアは93点)。試験でいい点とるために毎日Blinkist多読やってるわけじゃないけど、結果としてスコアは跳ね上がりそう。

英英辞典=英単語を英語で説明する辞典 だから、英英辞典を使えば使うほど類語がわかるし、表現の幅が広がってくる。同じ単語を使わずに、様々な類語を使って表現するのが英語圏の教養人のあり方だから、こうやって英語のネットワークが広がっていくことで、おそらくネイティブには幼稚に聞こえてしまっていたであろう俺の英語も、少しずつ大人っぽくなっていくんだろうな。

継続は力ってマジだわ。卒業&就職まで1年間、やり切ろうぜ!あと11ヶ月続けられたとしたら、そいつは今の俺には想像できない次元にいるはず。

投稿も無理のない範囲で続けていこうと思うので、見守ってくれると嬉しいです。

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