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コツコツ俳句☆切れ字「けり」と言い切れる?⑥

コツコツ俳句の課題をすすめていきます♪


今回が一番難しく感じました。
って前回も書いたかもしれない(笑)。

実は一番難しく感じているのが「12音のフレーズ」探し。
始めたばかりの頃は生活すべてが俳句になるなぁと
喜んでいたのに、最近はさっぱりと(笑)。

まさか生活すべてを詠みつくしたわけでもあるまい(笑)。
思い付いても川柳のようになってしまうという悩み・・・。
しかし、これすらもきちんとメモをとり
散文調から、助詞などを変えて行けば
それは「俳諧味」あふれる句になるのかもしれない。

【課題7】型その4
上五・季語(名詞) 中七 下五・動詞+けり
*この配合も二物衝撃であること
(例句)
はつあらし佐渡より味噌のとゞきけり 久保田万太郎

「新版20週俳句入門」藤田湘子


冬の星クッキー型を探しけり 季語:冬の星


【課題8】型その4(応用)
上五が季語(名詞)であってもそこで意味の断絶は無く中七以下にかけてずっと季語にかかわっている。(ほとんど一物俳句に近い詠み方)
(例句)
冬の虫ところさだめて鳴きにけり 松村蒼石

「新版20週俳句入門」藤田湘子


空っ風旗当番の立ちにけり 季語:空っ風


【課題9】型その4(応用2)
上五が季語(名詞)に「て・に・を・は」
(例句)
狐火を見て命日を遊びけり 黒田杏子
松茸の椀のつつつと動きけり 鈴木鷹夫

「新版20週俳句入門」藤田湘子


寒暁に檜の香を焚きにけり
 季語:寒暁


【課題10】型その4(応用3)
季語が中七
(例句)
草にふれ秋水走りわかれけり 中村汀女
道ばたの家に初冨士聳えけり 百合山羽公

「新版20週俳句入門」藤田湘子


青空を骨無き凧の駆け抜けり 季語:凧(春)

凧揚げが春の季語だったとは!
お正月には凧あげて♪てっきり「新年の季語」だと(笑)。
とりあえずこのまま春の句で掲載(笑)。
そうそう、園児用の凧って骨が無いんですよ。
幼児くらい小さな子だと、ゴミ袋に紐をつけて走ってたり♪
「凧あげ」というよりは「凧走り」?というような(笑)。

以上、四句になります。

今回の「けり」ずいぶん考えてしまった。

普段、言い切ることってあるかなぁと。
様々なことに波風を立てないよう余白を持たせることを、
心がけている私にとって(笑)、
物事を「言い切る」クセがついていない。

そのわりに、こだわりはまあまあ強いのだけれど。
逆にその「こだわり」を句材に詠めば言い切ることができるのかもしれない。

あと、下五が動詞「けり」だと、日記ように「~しました」という報告、
だからどうした?みたいな句ばかり浮かんで、
「けり」を使う内容なのかどうか、
いつも以上にやっぱり「12音のフレーズ」これが一番難しかったです!!

「けり」が響いているのかどうか・・・。



最近はあまり見かけない切れ字「けり」のような気もするけれど、
もう少しじっくりと取り組んで身に付けたいなと思いました。

まだ「けり」はつきそうにありません(笑)。

うーむ、今回も自分では全然分かりませんので、
ただの報告句になっていないか教えて下さい!

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