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しりとり俳句(62)

とにもかくにも暑い夏ですね!
それぞれが忙しい夏を送りつつ、しりとり俳句はコツコツと続いていきますよ~♪

「さち・ちり・しの・しりとり俳句・二年目ルール」
☆順番=ちり→しの→さち
☆下五・下二字、または一字でしりとり
☆下五「かな・けり・にけり・たり・たる・なり・よ」などで終わる場合は、その前の二文字(もしくは一文字)から始める
(季語のあとの、さ=幸、ち=ちり、し=紫乃)

第62回は、7/24~7/30(1294~1314)全21句

1294. 遺伝なりうしろ姿の夕涼み
    夕涼み(晩夏)ち

1295. 住み込みのバイト手慣れし袋掛
    袋掛(三夏)し

1296. かけ声の大き日焼けの応援団
    日焼け(三夏)さ

1297. 団子屋の味見をひとつ白絣
    白絣(三夏)ち

1298. 擂餌すりえのむ手のひらの鳥秋近し
    秋近し(晩夏)し

1299. 家事終へてワインゼリーを崩しけり
    ゼリー(三夏)さ

1300. 頭上より波たかだかと海水着
    海水着かいすいぎ(三夏)ち

1301. 「異議なし」とつややかな声つゆの明け
    つゆの明け(晩夏)し

1302. 開け方の分からぬシャーペン明易し
    明易し(三夏)さ

1303. 白玉にゑくぼをひとつ添へにけり
   白玉(三夏)ち

1304. 添へ文はひまわりの柄夏の果
    夏の果(晩夏)し

1305. 「はてしない物語」手に夜の秋
    夜の秋(晩夏)さ

1306. 飽きてきてつひに金魚とおなじ顔
    金魚(三夏)ち

1307. 顔映りばかり気にしてサンドレス
    サンドレス(晩夏)し

1308. 涼しさやイルカのピアスぶら下げて
   涼し(三夏)さ

1309. けてけてと歩くおもちやを手に麦茶
    麦茶(三夏)ち

1310. 着々とノルマをこなしビヤホール
    ビヤホール(三夏)し

1311. 留守番や蚊を打つ他は特に無し
    蚊を打つ(三夏)さ

1312. 馴染みある声に呼ばるる帰省かな
    帰省(晩夏)ち

1313. 青春を丸かじりする青林檎
    青林檎(晩夏)し

1314. ごめんごめん西瓜割りだと思つてた
    西瓜割り(晩夏)さ


     ・・・・・

さて珍しく今週はシリーズものが無かったような(笑)。

残暑厳しいですが、秋が近づいてきましたね。
身の回りに秋の季語がちらほらと♪
そしてまだまだ使っていない夏の季語に焦り始めてきました(笑)。
使っていない季語をしりとり俳句で詠むぞ!と決めたつもりがそんな余裕が無いことがしばしばの一週間でした。いや毎回か!(笑)。

みなさんお体に気を付けてお過ごしくださいね。
それでは!

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