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しりとり俳句(68)

不安定なお天気が続いていますね!

さて、今週は文化祭シリーズ、文字シリーズがありますよ♪

「さち・ちり・しの・しりとり俳句・二年目ルール」
☆順番=ちり→しの→さち
☆下五・下二字、または一字でしりとり
☆下五「かな・けり・にけり・たり・たる・なり・よ」などで終わる場合は、その前の二文字(もしくは一文字)から始める
(季語のあとの、さ=幸、ち=ちり、し=紫乃)

第68回は、9/4~9/10(1420~1440)全21句

1420. 宵闇のコンビニよつて帰りけり
    宵闇(仲秋)ち

1421. 襟を立てビルの谷間の厄日かな
    厄日(仲秋)し

1422. 首元に光るサファイア星流る
    星流る(三秋)さ

1423. かるがると過去を飛び越えゆく飛蝗
    飛蝗ばった(初秋)ち

1424. 蔦かづら駅舎の屋根に風見鶏
    蔦かづら(三秋)し

1425. 取り皿へてきぱき分くる芋煮会
    芋煮会(三秋)さ

1426. 貝割菜そろそろ髪を切るべきか
    貝割菜(仲秋)ち

1427. 機関車のおもちや握るや秋の雷
    秋の雷(初秋)し

1428. ライブハウスを後にして月を待つ
    月を待つ(仲秋)さ

1429. 松茸のただ一本を五等分
    松茸(晩秋)ち

1430. 文化祭焼きそば食べるジュリエット
    文化祭(晩秋)し

1431. 遠くからたこ焼きの香や秋の空
    秋の空(三秋)さ

1432. ラの音でマイク確認文化祭
    文化祭(晩秋)ち

1433. 賽銭の心さやけき白露かな
    白露(仲秋)し

1434. 黒髪に真つ赤なリボン草の花
    草の花(三秋)さ

1435. 花芙蓉散歩の犬の二歩うしろ
    花芙蓉(初秋)ち

1436. 白式部やさしき姉の文の文字
    白式部(晩秋)し

1437. 文字化けの多き文面おけら鳴く
    おけら鳴く(三秋)さ

1438. くせ字のメモもラップがけの古米も
    古米(晩秋)ち

1439. 妹の芋に伸びる手母の声
    芋(三秋)し

1440. 声低き古典の教師小鳥来る
    小鳥来る(仲秋・晩秋)さ


     ・・・・・

さて、ようやく夏休みが終わり
またゆっくり俳句の勉強に戻れそうです(笑)。
焦らずゆっくりゆっくり・・・と自分に言い聞かせる!
そんな中でやはり毎日のしりとり俳句はありがたいですね。
俳句に季語に、無意識に(笑)向き合える時間です。

そういえば最近、
堀田季何さんの「俳句ミーツ短歌」という本を
読んでいるのですが、歴史についてざっと学べ、
「俳句ってなんだろう?短歌とは?川柳とは?」についてとても分かり易い文体でとても丁寧に書かれているのでおすすめです。
俳句は誰が語っても同じということはなく、著者の考えの偏りみたいなものがあったりしますが、
この本には著者の考えもありつつも、偏りは無いような気がしました。
だから読みやすいのですね。(まだ読んでいる途中ですが(笑))

それでは!
いつもありがとうございます♪

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