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しりとり俳句(77)

いよいよ秋から冬に入りましたね。
そして昨日から急に寒くなった気がします・・・。

今週は駅シリーズ、そしてさりげなく立冬シリーズがありますよ!
(シリーズには「*」ついてます♪)

「さち・ちり・しの・しりとり俳句・二年目ルール」
☆順番=ちり→しの→さち
☆下五・下二字、または一字でしりとり
☆下五「かな・けり・にけり・たり・たる・なり・よ」などで終わる場合は、その前の二文字(もしくは一文字)から始める
(季語のあとの、さ=幸、ち=ちり、し=紫乃)

第77回は、11/5~11/12(1606~1627)全22句

1606. 小屋の戸のペンキ塗りたて破芭蕉
    破芭蕉(晩秋)さ

1607. 小説を書き出してみる木の実時
    木の実時(三秋)ち

1608. 鴇色の揃ひのカバー菊枕
    菊枕(晩秋)し

1609. ぐらぐらの自転車支へ秋の果
    秋の果(晩秋)さ

1610. テディベアをつれてゆくなり紅葉狩
    紅葉狩(晩秋)ち

1611. かりんとう止まらぬ指は冬隣
    冬隣(晩秋)し

1612. 林立のビルの電飾冬を待つ
    冬を待つ(晩秋)さ

1613. まづ白湯を一杯そそぐ今朝の冬*
    今朝の冬(初冬)ち

1614. 冬立ちて室内履きを紅色に*
    冬立つ(初冬)し

1615. 似顔絵の頬のふつくら冬来る*
     冬来る(初冬)さ

1616. タルト生地焼きあがるまで毛糸編む
    毛糸編む(三冬)ち

1617. 室の花パッチワークの作品展
    室の花(三冬)し

1618. 天むすを提げて冬日の駅ホーム*
    冬日(三冬)さ

1619. ホームドア開いて駆けこむ北風よ*
    北風(三冬)ち

1620. 風邪ぐすり駅北口のコンビニで*
    風邪薬(三冬)し

1621. テーブルにグラス二脚と冬薔薇
    冬薔薇(三冬)さ

1622. BGMのゆつたりと冬の薔薇
    冬の薔薇(三冬)ち

1623. バラライカ凍土いてつちたみ歌ひけり
    凍土(三冬)し

1624. 大丈夫ちやんと大根買つたから
    大根(三冬)さ

1625. からからと笑ひて走る柿落葉
    柿落葉(三冬)ち  

1626. 乳離れの子をあやしつつ金目鯛
    金目鯛(三冬)し

1627. 大将の妻の漬けたる酢茎かな
    酢茎(三冬)さ


     ・・・・・

晩秋なのに夏日が続いていてびっくりしている間に、立冬を迎え、
昨日今日は一気に寒くなったところが多かったのではないでしょうか。

ところで私事ですが、11月のはじめに父を亡くしました。
ちょうど所属結社のZOOM句会があった翌日の明け方に実家から連絡があり、しりとり俳句をどうしようか一瞬悩んだのですが、対面やZOOMではないこともあり、いつも通り続けようと思いました。
その方が良いと感じたからです。

なんといっても私が俳句を始めたことを父が一番驚き、褒めてくれていたからです。きっと前の晩、結社の句会で大笑いしている私を離れた場所からでも感じてくれていたのではないかと、そんな気さえしました。

10月の末からすでに心の準備ができていたことも大きかったと思いますが、俳句を始めていなかったらこんな風には思えなかった気がします。

     ・・・・・

いつもありがとうございます。

これからもゆるゆるとしりとり俳句続いていきますよ♪


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