他が為の工夫

今年は暖冬で本当に良かった。と、過去形にしてますが

ここ2~3日は少し質が違ったと言いますか

気温は普通なのに、何か寒かったです。


仕事がひと段落ついたので、気が抜けたのかもしれません。


どうもこんばんは。

motomanです。


そんなわけで

もうぼちぼち、灯油の買い置きが終わりそうなんですが。

なんぼほど買い足すべきか

決断の時が迫ってきています。

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最近、自分が作るものの成形の仕方について色々と考える時間が多く

取り敢えずひとつずつ、実験をしてみる事にしてます。


ひとつめはコレ。

小さな植木鉢の高台なんですが、水が抜けるよう

一部を欠いておく必要があります。

前に作った時は、削りを終えた後に切っておいたのですが

その後の工程で、撥水剤を塗布するのが面倒だったので

上手く楽する事はできんもんか。

と思ったわけです。


撥水剤を塗るにあたっては、欠いていない状態が非常に楽で

普通の食器を作る時同様、ろくろの上に置いて

筆をシュッっと一回り走らせれば終わります。


そこで

順序を逆にし、素焼き後

撥水剤を塗布してから何かで… 楽に欠く事ができれば

文句ねえんじゃあねえのか。って思ったわけで

ハンド・グラインダーを使って削り飛ばしてみましたが

削りたい箇所の脇までもが欠けてしまう事が多かったので

これは回転が早すぎる。と結論付け

十数年前に買った、卓上グラインダーを設置してみました。

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上手くいきました。


卓上グラインダーはゆっくりと回転するので

狙った位置の脇が欠ける事なく、思い通りの効果をもたらしてくれました。


所用時間、3秒です。

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次は釉薬を掛ける際の話。


水抜き穴を何で塞げば、上手く楽に釉掛けが出来るだろうか。と考え

土でいっか。と思いましたが

繰り返し使えて洗い易いものがベストです。


ペットボトルの蓋…?

いや、球体であれば穴の大きさが違ってもフィットするぞ。

スーパーボールみたいなもんが適しているかもしれん。と発想しましたが

100均で買うはおろか、探す事すら忘れていたので

コレを試してみました。

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哺乳瓶の乳首洗うやーつ。です。

効果のほどは… バッチリっした。


そう考えると、普通のスポンヂで良いんじゃあねえか。とか思いますが

たまたま

この柄の長さが、鉢の深さと相まって作業がし易かったので

ベスト・穴塞ぎニスト賞を与えようと思います。

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その後の作業はいつも通り。

コンプレッサーを使い、釉薬を吹き付けます。


私が使う釉薬は真っ黒なものばかりなので

髪はパシパシ

鼻はおろか、何故か耳の穴まで真っ黒になります。


換気扇をつけた、吹き付けブースみたいなものを作ってみましたが

落水式の方が良かったかもしれん。と思ってます。

使った事ないから知らんけど。

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で、窯詰め。

ちょうど良さそうな量だったので、楽に全部入るだろうと

適当に置いて積んでいったところ

最上段でひとつだけ入らなくなり、無理矢理 辻褄を合わせるという

窯詰めあるあるをキッチリと経て

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こんな植木鉢が出来上がりました。

とさ。


数時間後に、あともう20個ほど焼き上がるので

それを楽しみに、炉内の温度に合わせて窯の蓋を少しずつ開けていき

早く出せるように尽力します。



色々と楽にやれるように工夫しておきながら

最後は

なるべく早く冷まして中が見たいんや!という

窯にストレスを与えてまで

やるべきではない行為を容易く選択する

なんとも

なんともな話です。


まあこれも

陶芸あるあるですね。


といったところでここはひとつ


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