ザンの衝撃

皆さま " センプ " と聞いて何を連想しますでしょうか。

正しく健康に生きてらっしゃる方なら、おそらく

船夫あたりにスッと脳内変換するんじゃあないでしょうか。


私の場合、戦斧に直結します。

子どもの頃にゲームしかしてなかったせいでしょうね。

残念でなりません。


どうもこんばんは。

motomanです。


えー 

では " ショウゲキ " はどうでしょうか。

笑撃。

なんて造語も楽しいですが

普通は衝撃ですね。

そこは私もそうです。


子供の頃、女神転生というRPGにめちゃハマりし

たけちゃんと一緒に

仲魔( 誤字じゃないですよ ) にした悪魔を合体させては

キャッキャ言うてたもんです。


今では当たり前になりましたが

そのゲームの中に出てくる魔法には、属性という概念があり

火炎の魔法はアギ

氷結の魔法はブフ

電撃の魔法はジオ

衝撃の魔法はザン

とか色々あるわけですが、子供ながら

衝撃…? そんなもんで攻撃できんのか。とか思ってました。



十数年後、私は車に蹴散らかされて空を舞い

三途の川のちょっと手前の、賽の河原まで行った事があるんですが

その時

衝撃の何たるか、その凄まじさを体感したわけです。



前置きが長くなりましたが

今日はこんな感じっした。

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ここ数日、やけに風が強いのが気になってましたが

やっぱり倒れてました。


気を遣って設置した( つもり ) の石束の周りの

モルタルごとちょっと持ち上がっていたので

基礎は大事だから。と粘ったあの日々が無に帰しました。

ええ。やり直すつもりはありません。


そっと立て直し、モルタルの割れ目に足で土をかけ

無かった事にしました。

写真 2020-01-19 9 51 32

乱雑に積み上げておいた、伊賀の斜塔は立ってるのに

写真 2020-01-19 9 51 17

割とちゃんと積んどった君らは倒れるんや。

と、突っ込んでみたりしながら

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手頃な支えはないもんか。と見渡すと

ご近所さんが

薪に使って。と寄付してくれていたオリーブの木が絶妙だったので

そっと立てかけてみました。

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見てくださいこれ。

めちゃ かわゆいでしょう。

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遠目で見たらこの有様です。

ん”----------------------------!!

って声が聞こえてきそうです。


かわゆい。

と、萌えてみたり

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梁と梁を繋ぎ留める為に仕入れた、ひねり金具が

いや、どこをどうしても ちょっと浮いてまうやんけ。

と、萎えてみたりしつつも

天気も良く、今日中に骨組み完成するぞー。

と、上機嫌だったんですが。


土蔵に近い、最後の3本の柱を立てるところから取り掛かり

これまでと同じ手順でちまちまとやっていたところ

柱に梁を乗せた時、やっちまいました。



この3本の柱は、一番 背の高いもので

4m近いものを頭の上に掲げ、脚立を上って乗っけてたんですが

これまでのよりも長かったせいか、風が強かったせいか

オリーブが本気を出してなかったのか

柱に梁を渡し、交点の位置を微調整していたところで

もう一方の柱がゆっくりと傾き始め

色々なものが落下しました。



いやあ 車に撥ねられた以来

ああ そうそうこれこれ。

衝撃魔法・ザンを食らったらこんな感じなんやった。

というのを、これまた十数年ぶりに体感しました。


脇腹を強打し、久々に悶絶しました。

頭の中で、小田 和正の " 声にならない " のイントロが流れ始めたので

脳波は問題なし。と判断し

動けるようになってから母屋へ帰り、応急処置として

バナナ1本とルイボスティーを摂り、煙草に火を点けました。

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またひとつ賢くなったので

このようにしました。

こないだ仕入れたこの板を使い、仮繋ぎをば。


慢心していたつもりはないんですけどねえ。

むしろ、今までが運が良かっただけなんでしょう。

お。意外にも自立しよるぞ。

これなら独りでやれそうだ。と、浮ついていたのは事実ですが

きっちりと仮に固定すべきっした。


脇腹で良かったねえ。

肋骨 持っていかれなくて良かったねえ。

顔面や手じゃなくて良かったねえ。

はー ありがたや。


これ あかんやつや。と思い、直ぐに手を離したのが良かったです。

私の反射神経と判断力、まだ 機能しているようです。

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こういうのを何て言うんでしたっけ。

塞翁が馬?

表には桜を、裏には栗を?

兎に角

この仮繋ぎを利用し、ある程度の高さまで

梁を上げておけばスマートじゃあないか。と気付きました。


今日は特別、ふたつ賢くなりました。

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今日中に骨組み終わらせれるぞー。と、うきうきしてましたが

そんなこんなで、後半ものっそスローダウンしてしまい

陽が暮れてからもしつこく、もうちょっともうちょっと

暗い・高いは危険。を承知で

最後の一本を渡そうとしましたが、やっぱり明日にしよ。

と断念しました。


またも梁を落とし、地面で跳ねたそれに

片方の耳を持っていかれそうになってからの英断でした。


一日にふたつも賢くなったのに

2回ミスしたので… 相殺されてしまいました。

落ち行くクソ重い梁を無理に支えようとせず

咄嗟に顔と肋骨を守ったのは、賢人であるが故でしょう。

という事は

今日もひとつ、賢くなりました。

とさ。



明日は最後の1本を渡し、手持ちの材料でやれるところまで。

骨組みが完成し、垂木の強度を上げる為の

垂木みたいなものを貼ろうと思います。

ひねり金具が想像していたようなものではなかったので

やれる事は知れてますが。


色々と気を付けます。


といったところでここはひとつ


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