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現地直伝、パエリアより簡単なのに美味しすぎ!バレンシアの郷土料理Arroz al horno(アロスアルオルノ)の超簡単レシピ

ずぼらでも料理好きでもなくても出来る簡単レシピです。アロスアルオルノはテクニックいらずで誰にでも作れるのに、めちゃくちゃ美味しいです。個人的には、スペイン料理の代表格とされるパエリアよりアロスアルオルノの方が、好きなくらいです。でも、知名度はパエリアと比べると雲泥の差なのは納得がいきません!(Arroz al hornoは米のオーブン料理という意味です。)

おすすめの一品ですので、ぜひお試しください。

材料を集めよう!

材料は、日本でも手に入るものがほとんどです。というか、手に入らないものは、そもそも、それほど日本人の口に合わなかったりするので、省いても大丈夫です。*Morcillaというブラッドソーセージ(豚の血入りソーセージ)が現地レシピでは、必須となっていますが、「それっている?別に好きじゃないし。いらん」という理由で省いてます。

材料
米 arroz 2カップ
スペアリブ (バラ肉) 200g de costillas de cerdo
ソーセージ  longanizas
ひよこ豆  garbanzos
じゃがいも  patatas
トマト  tomates
にんにく  ajo
ブイヨンキューブ  una pastilla de caldo
塩  sal
着色料またはサフラン colorante o azafrán
パプリカパウダー  pimentón dulce

準備は前日からスタート

アロスアルオルノ(Arroz al horno)を作ろうと思ったら、前日の夜には、ヒヨコ豆を水にもどしておく必要があります。量は適当です。たくさん食べたいなら、多めに準備しましょう!水で戻し忘れてしまったら、ひよこ豆なしで作っちゃっても、大丈夫です。(←いい加減マックス)

当日すること

1.最初に、ひよこ豆を煮ます。お鍋(圧力鍋が便利)につけていた水ごとヒヨコ豆をうつして、圧をかけます。

2.次に、オーブンの予熱を始めます。

3.土鍋または大きめの耐熱容器に、米をしきます。中央ににんにくをまるごと大胆に置きます。

4.フライパンにたっぷりオリーブオイルをかけ、スペアリブを炒めます。だいたい火が通ったら、米をしいた上にお肉を置きます。

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5.次に、同じフライパンで同じオリーブオイルを利用しつつ、輪切りにしたジャガイモを炒めます。炒めたら、同様に、米の上に置きます。

(ヒヨコ豆が煮えたタイミングで、水切りしておきます。煮汁も使うので、捨ててはいけません!)

6. 引き続き、同じフライパンでそのままソーセージ(Longaniza)を炒めて(油が散りやすいので、注意)、米の上に置きます。結構、肉汁が出てきます。

7.さらに、オイルに肉汁が混じった状態でも、気にせず、同じフライパンでヒヨコ豆をさっと炒めて、米の上に置きます。

7.トマトを切って、米の上に置きます。全部のせていくと、こんな感じ。(中央のにんにくの存在感がすごい!)

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8.お鍋にスープを作ります。さっきのヒヨコ豆の煮汁も利用し、合計4カップになるように、足りない分は水を足します(重要なのは、米の倍の水の量であること)。肉やじゃがいもやヒヨコ豆を炒めた時のオリーブオイルもうまみがうつっているので鍋に入れます。ブイヨンなど適当に入れます。塩加減もして、好みの味にします。そして、パプリカパウダーとサフランまたは着色料を入れます。

9.ここ重要!スープはあつあつの状態で、土鍋(耐熱容器)にいれましょう。そして、十分加熱されているオーブンに投入します。

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オーブンには注意して入れましょう!火傷しないかと一番びくびくするところです。土鍋も重いし、怖い。なべつかみやオーブンミトンなど使いましょう!

10.250度で15分。その後220度ぐらいで15分。そして、オーブンの中で保温15分くらいで完成です。

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出来上がりはこんな感じ!いえーい!成功!

食べ終わるとこんな感じ!(にんにく君が残ってるよ!)

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にんにくもそのまま食べたらいいのですが、そこまでして、にんにくを食べたいとも思わない人ばかりなら、あえてこのまま別のにんにく料理に使うようにするのが無理なく消費できておすすめです。

にんにくのオーブン焼き状態なので、中身をナイフとフォークで押し出すようにすると、簡単に分離できてお手軽です。トマトとにんにくのパスタに使うとバッチリです!こちらのレシピは簡単で失敗なしです。(残り物のにんにくだけで十分美味しく仕上がります!)

スペインで肉を買う場合のスペイン語

肉がないと始まりません。

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では、お肉屋さんでの注文から、確認しましょう。

使うのは、スペアリブ(costillas de cerdo)とソーセージ( longaniza)です。(Longaniza tipo Requenaでなくてもなんでもいいです。)

対面販売の場合、店員さんにスペアリブを一口大に切ってもらいもらいましょう。200gでお願いしても、店員さんによっては、大胆に100gぐらいオーバーしてきます。少な目に注文するほうが無難です。笑 ソーセージも2本で十分だったりしますが、多めに買って、別の料理に使うと便利です。

200g de costillas de cerdo, por favor.
豚のスペアリブを200g下さい。

¿Puede cortarlas en tacos (taquitos)?
小さく切ってください

4 longanizas, por favor. (4 piezas de longanizas, por favor.)
4つソーセージを下さい。(ソーセージを4個下さい。)

最後に

アロスアルオルノはパエリアよりずっとずっと簡単です。(←パエリアを作れない人がいうので間違いなし!)

私の場合、着色料やパプリカパウダーはよく入れるのを忘れてしまいます。日本人的には、炊き込みご飯の素朴な色合いに慣れているので、着色料なしでも味は変わらないし問題ないですが、出来上がりが黄色でないとスペイン人はあきらかに不服そうです。笑

今回のレシピは、スペインの米を使う前提で書きました。日本の米の方が、基本的に粘りが強いので、日本の米を使う場合は、しっかり洗って余分な糠をとって、水切りしてから使う方がスペインの米の感じに近づきます。

手持ちのオーブンによって温度の設定や時間が変わってくるので、最初は注意が必要です。私は、最初、加熱しすぎてパサパサになったこともありました。でも、二回目からは、ほぼ失敗なしです。今回のレシピは、家族やお友達のレシピをもとに、ズボラ化したものです。

アロスアルオルノは、もともと、庶民が簡単に手に入る食材で作るレシピだったので、気軽な料理です。簡単なのでおすすめですよ~。

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