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台湾の夏野菜  絲瓜(ヘチマ)

台灣の夏野菜の一つに絲瓜(ヘチマ)があります。
夏に限らず結構な期間ヘチマを買うことはできますが、5-6月ごろからは店先に豊富に並ぶようになります。

台湾のヘチマはとても整った綺麗な姿をしています。
日本で見ていたヘチマは細長く伸びて下の方が膨らんだり曲がったりしている形のものが多かった気がしますが、台湾のは品種が違うのでしょうか、まるで形を整えたように、ずんぐりと短めの長楕円形をしています。

[トップの写真が台湾の平均的な形のヘチマ。これは25cmくらいの長さ、重さは500gほど(少し大きめ)]

この綺麗な形のものが発泡スチロールの網で包まれて売られています。
(とても大事にされている感じ)


日本では、夏のグリーンカーテンとして利用されていることが多いかもしれませんね。昔から化粧水を作ったり、タワシにしたりと親しまれてきていると思います。
(台湾では、タワシとしても現役で活用されていて、市場の店先に乾燥したヘチマがぶら下がっています。)

食材から話は逸れますが、
スポンジに取ってかわられている食器洗いですが、私も最近試しにと思って、ヘチマを食器洗いに使ってみたら、とても使い心地がいいのにびっくりしました。4-5cm厚さに輪切りにして使うと手に収まりも良く使いやすいです。
泡立ちがよく、水切れも良し!衛生的にも良いかもしれないと、先人の知恵に敬服です。


鹿児島や沖縄では、ヘチマを繊維質になる前に収穫して食材として利用しているので、その美味しさを思い浮かべることができる方もいると思いますが、食べたことのない人の方がきっと多いですね。

日本ではごく一部でしか食べられていないヘチマですが
台湾では、とても愛されている食材なのです。

初めて旅行で台湾を訪れた時に、ヘチマか蛤と一緒に料理されて出てきた時には、そのおいしさに感動しました!
というのも、私は日本でもヘチマは好きで食べていましたが、沖縄などと同様、豚肉と炒めて味噌味でというのがイメージだったので、貝の旨味とヘチマの味が合わさった優しい味は、まさにカルチャーショックという感じでした。

台湾では、蛤はスープや鍋などによく利用される食材で、スーパーでも水に使った状態のものが量り売りでいつでも売られています。
水切り柄杓で掬って必要なだけビニール袋に入れてレジで計ってもらいます。
小ぶりのものですが、100gで120円くらいでしょうか。

私もこの時期になるとヘチマ料理をよく作っています。
食べ慣れている豚肉との味噌炒めはもちろん、蛤との炒め物も。
台湾では絲瓜料理の定番らしい、卵との炒め物などを最近作ったので、下記に写真を添えてみます。 

ヘチマは今の季節、1本100円ほどで売っています。

ヘチマは水分たっぷりの低カロリー食品。ミネラル、ビタミンなどが豊富です。
化粧水が作られるほど、美容にもいいですね❣️
熱中症予防にもうってつけの野菜です。

皮はザラザラしています。
皮剥きで薄く表面の硬い皮を剥き
中の緑の筋が残る程度が
シャキシャキ感が残って美味しい
中はふわふわ真っ白です
結構厚めに切ります(1cm以上)
生姜やネギを炒めて香りを出し
ヘチマ、蛤を炒めて少しのお酒、醤油で調味。薄味です。
ヘチマから水分が出て
とろりとした味わい。
蛤の旨みとヘチマの出しで
上品な味
ヘチマの卵とじ。
ヘチマを炒めて少しとろりとしてきたら
好みで鶏ガラだし少々、塩で調味して卵でとじるだけの簡単料理。
台湾の人たちの定番だけあって
美味しいです


台湾の旬の食材にあやかってこの夏も元気に乗り切って行こうと思います❣️

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