寂しかったんだね
子供達は、今夏休みですね。
夏休みと聞くと、私は子供の頃の事を思い出します。
私は、幼い頃から母子家庭だったため、夏休みも、母は毎日仕事で家にいませんでした。
長い夏休み、毎日一人で何をしていたかも覚えていません。
「ただ寂しかった」
その記憶がだけが残っています。
母に「寂しい」と言うことが出来ず
「心配をかけてはいけない」
といつも思っていました。
ですから、近所のおばさんからは「しっかりした子ねぇ」とよく言われていました。
寂しさが満たされないまま大人になったので
社会に出てから、人間関係でたくさんつまづきました。
私は、満たされない気持ちを相手にぶつけて攻撃していたのです。
誰かを攻撃したところで、自分の気持ちは、満たされないですよね。
それから色々な事を経験し、心から信頼出来る人達に出会う事で、私は少しずつ乗り越えることが出来たと思っています。
子供だった時の寂しい気持ちを受け止め、私はこう言ってあげたい。
「寂しかったんだね。でももう大丈夫私がいるから」と
子供の時の自分と向き合う事で
今の自分が少しずつ癒されていきます。
母は、もう他界していますが、
今ようやく「ありがとう」と
言えるようになりました。
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