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デジタルとアナログ(手帳の話)

何年か前まではアナログ派で、左に週間予定、右にメモページがある手帳を長年使っていた。その時期の仕事やプライベートの状況によって、手帳のサイズや週間予定の書き方を変えていた。
ただ、繰り返しの予定を毎回書くのが面倒だとか、人と共有したいとか、何より手帳が重い!というのがずっとネックで、スマホのカレンダーにもスケジュールを入力して、ダブル管理していた時期が10年くらいあった。

でも、ダブル管理は、新しい予定や予定の変更を両方に反映するのが面倒で、結局手帳の方にとりあえず書き込んで、あとでスマホに入力しよう…となる。そうすると、スマホのカレンダーは信ぴょう性がないことになり、結局手帳は手放せない。
それでも、電池がなくなったら…とか、電波が悪かったら…などと考えて、アナログ管理を続けていたのだが、コロナ時代になって家にいることが多くなったのをきっかけに、完全デジタル化にチャレンジしてみた。

ひとことで言えば、とても便利だ。
ビューを切り替えることで、見たい形で見られるし、コピーも複製もできる。共有カレンダーを作っておけば、仕事の予定を簡単にシェアできる。慣れてしまえば入力も手間ではないし、アプリを使えばかわいくもおしゃれにもできる。

ただ、ここにきて、大きなカレンダーにスケジュールを書き出して、仕事の予定調整をしている自分がいる。月間スケジュールを作って、企画を立てる、ということをしているのだが、紙にペンで書きこめる感じが何故か便利なのだ。書いたり消したりが面倒ではあるので、全体を俯瞰して見やすい、イメージをしやすいなど、ふんわりとした理由があるのだと思う。でもその理由がはっきりしないので、デジタルカレンダーの方を、どのように修正したらいいのかがわからない。

まあ、企画作業の時だけなら、紙ベースでもいいのだろう。なんならデジタルのカレンダーをプリントアウトして使えばいい。
デジタルとアナログにはそれぞれの便利さがあって、それは説明できるものだけではない、自分の感覚的な部分もあるのだろう。それは手帳に限らずの話で、アナログツールはこれからも廃れずに利用されていくということなのかもしれない。

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