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ツールドフランス2016 ステージ20
雨の日のダウンヒルほど恐ろしいものはありませんね……。
の書き出しでステージ19の観戦日記を書いていましたが、どうやらステージ20も大雨で選手たちがどんどん失速していってしまったようです。
ようです。っていうのは、ほとんど見られなかったから。
私がツールの画面を目にした時はニバリが一人でガンガン走っていたので、てっきり彼が独走状態になっているのだと思ったらどうやら得意の下りでイマイチな走りになり
ツールドフランス2016 ステージ19
雨の日のダウンヒルほど恐ろしいものはありませんね……。
改めてそんなことを感じたステージでした。
濡れたコンクリートが摩擦力を失わせてグリップしないというのは、車に乗っていたりすると気づく現象ですけれど、自転車の細いタイヤでも同じことなんですよね。
そのうえ白線の上ってツルッツルなので水が浮いちゃって、なおさら滑りやすく、その滑りやすさときたら氷の上にいるみたいなんです。
そんなわけで、今日のステ
ツールドフランス2016 ステージ18
総合ジャージって、たしかに最速の選手が着るものってことなんだけど
最後の最後のシャンゼリゼのゴールをして、トータルタイムで一番早い選手を讃えるものだって認識していたのですが、
(つまり専門性は必要なく、バランスに富んでいれば良いのであると思っていた)
各スペシャリストをもおののかせる凄みのある走りをするのがフルームって選手なんだなぁと、異常なまでの強さを見せつけられて、今日の山岳TTが終わった今、
ツールドフランス2016 ステージ17
休息日明けの超級山脈ステージ。
3級峠が2つもあった後に超級山脈の山頂ゴール。
いよいよ息もつかない、見てる側も酸素が足りなくなる我慢比べなヒルクライム戦が始まるわけですね!
総合勢の争いを後方にして、逃げに乗ったパンタノとザカリン。
キツいことを隠すかのように軽やかに登っていく二人ですが、騙しきったザカリンがパンタノを残していっきに加速。
そこからはひたすら単独で逃げていき、ゴール寸前でジャー
ツールドフランス2016 ステージ13
とうとう個人タイムトライアル(以下TTと略します)の日がやってきました。
体内にターボが入っているか、バイクに仕掛けがあるんじゃないか?と無茶な疑惑をかけられまくっていたカンチェラーラの栄光の日々も影を潜め、走るたびに異次元異次元と言われ続けていたトニー・マルティンの走りも精彩をかいている昨今、いったい誰がこのTTを制するんだろうか、なんて思っていたら、異次元のドアを開ける人がやっぱり出て参りまし
ツールドフランス2016 ステージ12
今日のステージは前代未聞!というよりも、ふざけんな!!
っていうひどいレースでした。
風が強いということでモン・ヴァントゥの山頂ゴールが見られないっていうのは甘んじて受け入れるけれど、ゴールまでのラスト1kmで観客が多すぎてカメラバイクがつまづき、そのバイクに衝突した総合を争っているリッチー・ポート、モレンマ、クリス・フルームは落車するだけでなく、フルームに関してはバイクが使い物にならず、途中ま
ツールドフランス2016 ステージ11
残り11kmからの逃げが豪華過ぎ!
ポイント賞ジャージを盤石としたいサガンが逃げるのはわかるけれど、そこにサガンのアシストをするべくボドナールが付き、さらに総合ジャージ着ているフルームとアシストのゲラントトーマスが乗っていくという豪華な逃げ。
後ろのメイン集団もカンチェラーラが引く鬼の引きだというのに、差はむしろ開いていく一方。
それもそのはず、フルームが乗っかってきた時に、サガン自ら「俺たちは強
ツールドフランス2016 ステージ10
休日明けのレースは様子見だったりしてレースがガツンと動くものではないだろうってのんびり見ていましたら、フレッシュに持ち直した足で勝負!!と大物たちが逃げの集団を作り、今年のツールは選手たちみんな攻撃的でいいなぁと思いました。
今日のステージは2400mを超える山脈を越えてからはかなり平坦でスピードが出そうなステージ。
とはいえ、最初にドーンとかまえる山脈が大きな壁だけに、ピュアスプリンターには厳
ツールドフランス2016 ステージ8
昨日の観戦日記で6分ってひっくり返らないんじゃないの?
なんて言っていたのに、あっさりひっくり返ったうえに、ディフェンディングチャンピオンのクリス・フルーム自らアタックをかけてマイヨジョーヌを奪いに行くという展開にクラクラしました。
こういうことがあるから山岳ステージは目が離せないのですよね。
フルームのアタック前までは山岳賞を争うピノとマイカの壮絶な逃げと、それにくらいつくTTスペシャリスト
ツールドフランス2016 ステージ7
今日はゴール前11kmからしか観戦できなかったのでサラッと。
ピレネー山脈のステージということで、クライマーたちが動き出すというのと同時に、ここでタイム差をつけられるわけにはいかない総合勢も動きがあるのだろうなーと思っていたら、逃げが決まってしまってけっこう波乱なステージとなった模様です。
逃げの中にニバリがいたので、今回ニバリはエースじゃなくてアシストだからアルを引き立てるためなのかな?と思っ
ツールドフランス2016 ステージ6
今日は逃げが決まりやすいアップダウンの多いステージということで、日本人でツールに6回目の出場を果たしている新城幸也(アラシロユキヤ)選手向きなコースだなぁって思っていたら、「アクチュアルスタートを切った瞬間に飛び出して、(ここのところツールが始まってから毎日誰かしら逃げを出している)BOAのヤン・バルタと共に逃避行を開始!!」なんていうことをライブ映像が届く前からJSPORTSのキャスターがいうも
もっとみるツールドフランス2016 ステージ5
今日は今大会初の山岳ステージということで、総合ランキング上位勢がガラッと入れ替わり、いよいよツールらしくなるというステージだったのですけれど……。
個人的な理由でほとんどレースが見られなかった上に、途中で好きなミュージシャンの訃報を聞きつけ、心あらずで観戦していたせいか、せっかく9人で逃げがあった後、ヴァンアーヴェルマート、トーマス・デヘント、グリブコの3人に絞られ、最後の3級山脈の頃にはヴァン
ツールドフランス2016 ステージ4
昨日のゴールスプリントも際どくて手に汗握るというより、呼吸を忘れるほど熱中したというのに、今日はさらに際どいスプリントを見ることができて、おもわず眠気も飛んでしましました。
平坦基調で長い距離のステージというのは観戦している人間にとっては、ちょっと単調だったりもするのですが、その退屈を覆すかのごとく、残り7kmを切る頃にはレースを安定するために逃がしていた逃げも集団は飲み込んでいき、ものすごいス