【エッセイ】マルチタスク
マルチタスクをしないようにしている。
いわゆる「〜ながら作業」。
様々な本などに書かれているが、人間の脳にとって複数のことを同時進行するのはかなり負担がかかり、難しいことらしい。
脳が疲れる原因も、それだと。
「仕事ができる人はマルチタスクができる」というのは誤りで、実際のところは切り替えが速くできて上手なのだと。
確かに色んなことを同時にやっているとやたら疲れるだけでなく、結果としてどれも中途半端になる。
だから仕事だけでなく、日常生活でもマルチタスクをしないようにしている。
簡単な例で言えば、音楽を聴きながら勉強や作業はしない、とか。
そもそも、私はイマドキの人と比べれば圧倒的に音楽を聴いていない方だと自覚している。好きなアーティストや推しはいるけど。
これは音楽を流しながら何か他のことができない、ということに関係しているのかもしれない。
単純に、マルチタスクができないようだ。
食事しながらテレビを観るとかも実は得意でない。
音楽を聴きながらなどの「ながら作業」は、息抜きや気分が上がっているように思えるだけで実はエネルギーをすり減らしているのだ。
仕事では、細かく作業を書き出して一つ終わったら一つ消していくようにしている。急ぎの連絡や依頼が来たら、やっていた作業はすっぱり止める。
切り替えを意識的にやれば、無理に同時進行させる必要はないのだと気づいた。仕事でも、生活でも。
せっかくのエネルギーは集中力とか他のことに充てたいから、無駄に自分を疲れさせることはしない。疲れって蓄積するし。
マルチタスクをしないことも、自分で自分を整えることに繋がるんだと思う。
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