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やっちゃったことをなかったことにしたい欲と寄付の関係性

わたしは人の購買行動を観察するのが趣味なので、ついついコンビニで買ってる人の様子をじいっと見ちゃいます(迷惑)

今日はこんなことがありました。

もしこの配列棚にとろけるプリンと同じようにカロリー高そうでめっちゃ美味しそうなものしか並べてなかったら、彼女はどの商品も取らずにレジに並んだかもしれないです。だけど、このめっちゃおいしそうなとろけるプリンを選ばない代わりに、カロリー低い別のものを買わせちゃう配列にしているということで、セブンイレブンあざといな〜と思うわけです。

そういえば、健康によさそうなオーガニック食品って、他のオーガニック食品と一緒に並んでいることが多いですが、ものすごくジャンキーな食品と手を組んで同じ棚に陳列するのは面白いかもしれません。

こんなツイートをしたら、こんなリプライがあって、あ〜面白い〜と。

黒烏龍茶しかない自販機…!!
これは、カロリーが高いものを食べちゃった罪悪感を一蹴させつつ、しれっと他のものも買わせています。あざとい…。

わたし購買行動ですごく面白いなと思うのは、人ってやっちゃったことをなかったことにしたいという欲求があるかなと思うのです。ラーメン二郎を食べるのはある種「やっちゃったこと」。黒烏龍茶はまるでそれをなかったことにしてしまいます。

先日読んだアプリマーケティング研究所のこの記事(有料)でも、言語学習アプリDuolingoは「なかったことにしたい欲」を刺激する課金システムになっていました。1日勉強するのを忘れてた日を「なかったことにできる」課金なんですよね…。あざとい…(褒め言葉)

この「なかったことにしたい欲」や、「罪悪感高いことの代わりに罪悪感低いものを選ぶ」という購買行動があることを考えたとき、寄付の視点ではどういうことが起きるのかな?と考えてみました。

要するに、寄付は黒烏龍茶になってしまえないのかな?と思っています。

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