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唯一の道

皆さんこんにちは、パン屋のサッちゃんです
焼菓子強化月間が続いています。

コンサルを受けて「焼菓子を侮るな、本気を出せ!」と指摘を受けたのは先月の話
そんなわけで苦手な焼菓子に向き合っていますが、その矢先に大きな失敗をしました。

新しいレシピでパウンドケーキのホール(型焼き一本)、スライスしたもの、マフィン型で個別に焼いたもの、それぞれ販売してお客さんの反応を見ていました

今までの経験では大きなホールも一定のニーズがあったので、ケースで4本焼き、その内1本は知り合いの誕生日に使おうと冷凍しました。
残り3本はマーケットに持っていき、2本が売れました。

マーケットから帰って冷凍したケーキを解凍したところ、どうもいつもと様子が違います。
切ってみると中までしっかりと焼けていない!
慌ててSNSで購入したお客さんに向けて説明と謝罪をし、連絡をくれるように頼みました

直ぐに購入者の1人から連絡が入り
「投稿を見たので一応連絡をしたの。ケーキは初めて買ったから、そういう物と思って食べたわ。大きな問題はなかったけれど、言われてみれば何時も程の感動はなかったかも」
とのこと

「ストアクレジットで返金します」と言ってみたんですが

「もう食べてしまったから返金は要らない。たまたま起きてしまった事なのは分かってる」と優しいお客さんで助かりました

詳しく聞いてみると
「教会の集まりに持参したのよ。事前に試食出来れば良かったんだけど」とのこと
教会で集まってお茶をするときに、使ってくれたそうです。

ということは、あの生焼けのケーキを複数人食べたことになる、なんとしても挽回のチャンスが欲しいところです
「次回の集まりにカップケーキにして焼かせて下さい。それなら事前に1つ試食も出来ますし」と提案したら喜んでくれました。

新しいことを始めると、思いもよらないコトが起こり得ます
それが原因で周りに迷惑を掛かることも…
それを考えると、新しくコトを始めるのに腰が重くなる
「でも、それで良いのか?」と自分に問う

失敗から色々なことを学ぶのも事実で
「あー、やっちゃった」で終わらせず、「何でこうなった?」と仮説立て、もう一度やり直す。
その繰り返しがデータになり、経験値となって少しずつ実力がついていく。
これを落ち込むわけでもなく、開き直るわけでもなく、淡々とできればいいんですが、真剣になるほど失敗って凹むのよ。。。特に人に迷惑かけると

今回も「やっぱり焼菓子って苦手だな」「センスないな、自分」と落ち込みかけましたが、続けていると失敗への免疫力も付くようです。
今までそうだったように、泥臭く一つづつ積み重ねるしか私には道がないんだと思い直しました。

「今の私の精一杯の結果だ。誠意をもって出来るだけの対応した。これで良いんだ」と新たに気を引き締めた出来事でした。
そして『教会の集まりでお茶菓子を使う』というニーズがあると知れたのも大きな収穫でした

今日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございます


#進む道
#失敗
#焼菓子

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