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終わりの始末(2)

母が亡くなった後
いっぱい書類仕事をした

まずは先週の月曜日
訪問診療に来ていただていた
院長さんに死亡宣告していただき
病院に帰ってすぐ
死亡診断書をだします
とのことで
夫が1時間後に病院から
診断書をもらってきた
駆けつけてくれた妹が
見積もりを取っていた
葬儀社に連絡してくれた
打ち合わせの上
遺体を引き取りにきていただいた
そのときに診断書を係の方にお見せした

診断書と死亡届が一緒になった
A3の大きさの用紙だった
午後3時ごろの
葬儀詳細の打ち合わせ前に
死亡届を書いておいてほしいと言われた
なんだか頭がボヤっとしていたのか
訂正印だらけになってしまった
妹が横で笑い転げていた
(彼女も変なふうに興奮していたみたい)
母親の本籍地書かなきゃいけなかったけど
わたしも妹も全く知らなかった
一生懸命思い出して
どこかに母子手帳あったはず、と
30分くらいかかって探し出した
とりあえずここにしておこう、
空欄よりましだよね、と。

葬儀の打ち合わせの時
いっぱい間違ったのですが、と
おそるおそる提出したら
そういうことはよくあるのか
葬儀社の方は動揺も見せず
間違ってたらあとから訂正できますから、
ということだった。
いろんなお話をして
いろんなことを決め
火葬場が空いてなくて
すぐ火葬できなくて
一日ごとに
何万円分のドライアイスと
遺体安置量が発生
同じ保育園の先生の旦那様のお父様も
同じころに亡くなられたみたいで
やはり火葬場がいっぱいだったらしい
まだ春先でよかった
これが真夏だったらおそろしいことに。

妹がいてくれてよかった
わたし一人だと決められなかった
なんだかいっぱいサインした気がするけど
もう覚えていない

翌日、母の保険を返しに区役所に行った
国民健康保険証と介護保険証
1階の窓口で健康保険
2階で介護保険
身分証明や印鑑やいろいろ必要だろうと
マイナンバーカードとか用意したのだけれど
まったく何も、わたしの身分を
証明する必要はなかった
なぜ?と思うくらい
口頭での説明と母の保険証を窓口で返すだけ
あっけない
年金も同じようにできると思ったら
あらたいへん
本町まで行かないといけない???
予約?まさか
戸籍謄本??
介護保険の窓口の方が
説明のフライヤーを渡してくださった
2週間以内に返さないといけないみたい
たいへんだわ、どうしよう
でもとりあえずたいへんそうなことはあとまわし
火葬が合わってからにしよう、と考えました


つづく





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