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弔問

弔問はお断りしている。

というか
親戚には喪中はがきで
お知らせするつもりだし
その前にお見舞いに
というお電話があったなら
その時にお伝えする
母の数少ないお知り合いには
妹に連絡を任せた
だから弔問は
わたしと夫の知人、
ということになる
そしてそれはすべて
お断りしている

わたしはいま
引きこもりだ
といっても
仕事は
母の死亡時と翌日
そして火葬の日
その3日間しか休んでいない
仕事中は忙しすぎて
みんな、トイレも
我慢してるくらいだから
個人的な話をする
時間も必要もない。
だからある意味とてもラク。

仕事と買い物、銀行、郵便局
そして明日は役所
必要最小限の外出以外は
ずっと家にいて
夫と二人でとても幸せ
落ち着いて本を読み
家の片付けができる

今は誰にも会いたくない
母の話や介護の話
したくない
いろんなことを学び
考えもしたが
まだそれは
わたしの中で
整理がついていない
自分の中で
じっと考えて
こんなふうに文章にして
いつか
すこしづつ
母の看取りを
人に話せるときが
来るかもしれない
でも今は
話したくない
だから
弔問はお断りしている
それでも
誰かにあったら
話さなければならないのかな
今はその話はしたくない
そのことを
わかってもらえる人としか
あいたくはない




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