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デザインのリズム

デザインは、構成する配置の関係、繰り返される形や連続する線で視覚的なリズムを生み出すことができる。バーティカルリズム(Vertical Rhythm)という言葉を、デザインをかじったことがある人は聞いたことがあると思う。簡単に言うと人が読みやすい、心地いいと感じるデザインリズムのことだ。

人の脳はパターンで認識できる能力が備わっており、この能力に対して適したデザインを行うことで、一貫性と予測可能性が向上し、脳のエネルギー消費削減になり、ストレスなく情報を伝えることが可能になる。

格子状または方眼状のグリッド(英: Grid)を基準にデザインをしていくことで、デザイン素材が整列され、まとまりのある、すっきりしたデザインを作りやすくなる。逆に、その原理を理解した上であえてルールを外し、違和感を作ることで意図的に人の記憶に残す、そういうデザイン手法をブロークングリッド レイアウト (Broken Grid Layout)と言ったりする。

グリッドレイアウトは情報量の多いコンテンツを綺麗に整えてくれるが、時々単調さを感じてしまう。ポイントで、ブロークングリッドレイアウトを使うことで、大胆さがプラスされる。心地いいリズムというものは、何かしらの理由があるはずだ。でも、人が心地いいと感じるリズムには多様性があるはずで、正解はひとつではなく、その時々でリズムを楽しむようなデザインを楽しみたい。

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