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サチコのことわざウナ26「同じサ室のむじな」

こんにちは。

サウナのサチコです。

今日で26回目のサチコのことわざウナは、「同じ穴のむじな」をもとにした、「同じサ室のむじな」です。

「同じ穴のむじな」のむじなは、狢と書きます。アナグマのことです。アナグマの巣穴にはタヌキやキツネが入り込んで一緒に生活する習性があるそうで、そこから「一見関係がないようでも実は同類、仲間である」という意味があるそうです。アナグマもタヌキもキツネも、人を化かすという言い伝えがありますから、この「同じ穴の狢」は本来、あまり良い意味ではなさそう。悪い仲間ということかもしれませんね。

さて、お待たせしました。サウナではこれを「同じサ室のむじな」と言います。

例えば↓

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あ。

またこの人と、立ち上がるタイミングが一緒。

タオルの掛け方も一緒。


会ったことも話したこともない人なのに、なぜだか気が合ってしまう。同じサウナ室にいる「サウナーむじな」たち。おそらく同じ習性を持つ仲間なのです。

以前の記事にも書きましたが、私ってどうも行動が誰かとかぶりがちです。同じ頃にサウナ室に入り、同じ頃立ち上がり、水風呂も一緒、外気浴も一緒。結局3セット一緒でした、なんてね(笑) そもそも同じ時間に同じサウナにやってきたこと自体、似た者同士なのかもしれませんが。

2セット目になる頃まで一緒だったら、私は炭酸泉を挟んだりして相手とのリズムを崩します。でもその人に一つだけ聞いてみたいことがあるんです。

「ととのったことありますか?」

だって私と同じペースで動いて、その人だけ「ととのっている」のだとしたら、私のサウナの入り方には問題がないということになります。むしろ問題は私自身にあるということ。もし「ととのったことはありません」と言われたら、サウナの入り方も見直したほうがいいということになります。

ただ、

「ととのったことありますか?」って、親しいサウナーにもなかなか聞けません。それって登山を楽しんでいる人に「頂上まで登ったことありますか?」って聞くようなものですから。サウナーがととのうのは当たり前。むしろそのためにサウナに行っていると言っても過言ではありません。つまり私は一度も頂上まで登ったことがないのに、次々と違う山に挑戦している登山家のようなもの。虚しい・・・。

何度も難しい山を制覇している登山家が、なぜ山に登るのかと聞かれた時「そこに山があるから」って答えますよね。かっこいい。でも私が「そこにサウナがあるから」って答えたら、意味がわからない。殴られます。

同じサウナーなのに、「ととのう人」と「ととなわない人」がいる。この点ではどうしても「同じサ室のむじな」とはなりません。私というタヌキはきっと、「ここはアナグマの巣穴だ」と意識してしまって落ち着かないんです。「ここはタヌキの巣穴」と思える順応性のある素直な人だけがととのえる。・・・分かりにくいたとえですみません。

いつも思うのですが、頑固な人間は「ととのわない」「ととのいにくい」のでしょうか。あるいは人の家で落ち着かないような潔癖症タイプがダメとか。実は私、潔癖症気味なんです。女性って物の貸し借りが多いんですけど、私はそれが苦手です。化粧品やブラシ、飲み物の回し飲み、無理です。一番困るのは鍋をみんなでつつくこと。本当は嫌なんです。でも鍋だけは誰にも共感してもらえないので、苦手だということは内緒にしています。サウナでも、サウナマットは持参します。ととのい椅子に座る前と後には、しつこいくらいお湯をかけます。引きました? 引きますよね。それがサチコです(なぜか胸を張る)

頑固で潔癖症気味の私が自分を解放し、「ととのう」のはいつなのか。自粛前にととのっていなくてよかった。だってこうしているうちに、ととのい方を忘れてまた振り出しに戻るとか嫌ですから。いや、一度覚えた感覚は消えないのかな。自転車に乗れたときのように。

あ。

いま自分が補助輪をつけた自転車に乗って、「絶対離さないでね」と言いながら必死でペダルを漕いでいる姿が目に浮かびました。自由に走り出せるにはまだまだ、だな(泣)


相変わらず話があちこち飛んでしまい、申し訳ありません。今日はこの辺で。明日も・・・と言いたいところなのですが、「サチコのことわざウナ」はしばらくお休みさせていただきます。心配しないでください。私はいたって元気です。単にネタ切れです(笑) 

サウナに行けるようになるまで毎日頑張るって言ってたくせに、たった26個でギブアップです。予定の半分しかできなかった。お恥ずかしい限りです。実は次の1週間分のことわざウナも考えてはみました。でも、つまらないんです。これまでと同じような意味や、同じような粘土人形を作ることになってしまいそう。それがわかっていて続けるのは嫌だなぁと。

noteの記事を書く方って2パターンいると思うんです。読者に役立つ情報を届ける人と、共感や面白さを届けようとする人。私はもちろん後者を目指しています。だからこそ自分でつまらないと思うようなものは、書けません。自分で面白いと思って書いていても読者はわずかしかいないんですから(笑) せめてこんなくだらない記事を毎日のように読んでくださっている皆さんのことだけは、裏切らないようにしたいです。

キレのある新しいことわざウナが思いついたら更新します。あるいは別のシリーズを考えるかもしれません。案外2日後とかに再開しているかも。今度は毎日更新は難しいかもしれませんが、必ずまた書き始めます。文章を書くことも粘土で人形を作ることも大好きですから。もちろん皆さんの記事やインスタは、変わらず拝読拝見させていただきます。


それでは次回の「サウナのサチコ」でお待ちしています。できれば皆さんも、私のことを待っていてくださいね。

サウナのサチコより



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