先日歯の定期健診に行ってきた。これまで通っていたところから転院して初めての歯医者さん。転院の理由は「横向きの親知らずを抜いてくれるから」。私の左下の親知らずは横向きに生えている。痛みはないが、定期健診のたびに「紹介状書くから、そのうち、考えておいてね」と言われるのが苦痛で。

紹介状を書いてもらったのは少し遠いところで、どうしたものかと。検索したら割と近くに口腔外科、しかも「横向きの親知らず抜きます」とうたったところがあるじゃないか。って、今日はその話じゃない。

初めて受診するので、また一から口の中を診てもらうことに。そこで厄介なのが「乳歯の存在」。実はわたくし、右上の犬歯が乳歯なのだ。そしてそこに生えてくるべきだった永久歯は、1番目と2番目の間に生えている。これに気づいたのは高校生の頃だし、いつどうしてこうなったのかはサッパリ。パッと見ではわからず、レントゲンなどでチェックされて「何これ」と言われてきたのは数知れず。

さて。その歯医者での出来事。やっぱりこの乳歯は先生方を惑わす存在。カルテを作る歯科衛生士さんがこの歯を確認すると、絶対ここで止まる。そしていったん席を外した。

別の歯科衛生士さんにも診てもらう。コソコソ聞こえる会話が
・過剰歯？(かじょうしって言ってたからこの漢字かな？)
・どう見ても３番じゃない(犬歯のことだよね)
・1番の形かな。

歯の形から推理が始まる。

私はこれまで犬歯だと聞いてきたので、過剰歯だの1番だの聞きなれない言葉に戸惑いつつ。そしてふと気づく。

たかだか歯だよ、
なのにこのやりとりは・・・。

名前や場所を決めてカルテに書かなきゃいけないのがなんともおかしい。犬歯だの乳歯だの、過剰歯だのいろんな言葉が出てくるけど、私の歯なだけ。ただそれだけ。
気づいたら吹き出してしまいそうになった。私は乳歯だと思っていたのが、カルテには過剰歯とでも書かれたのか。なんともかわいそうだな(笑)

この乳歯とおかしなところに生えている永久歯。2本の犬歯はだいぶ根っこも強いらしくて。抜くことにはならなさそうなんだな。この見解はどの歯医者さんも変わらない。強いな、君たち。これからもよろしく。