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2月13日

 朝起きたら9時過ぎていて、びっくりしてベッドから飛び跳ねて寝室を飛び出す。朝すぐにネットショップの梱包やら、やるべきことをやってしまって、朝イチで陶芸に行こうと思っていたのに、これは洗濯をしている場合ではない。
 先週とは売って変わって、春のような陽射しだ。

 陶芸に行き粛々と作業。一生懸命やっているつもりでも、案外捗らないのが陶芸だ。
途中でメールチェックをすると、小学校から連絡が入っていた。娘のクラスが学級閉鎖だという。やっと週が明けて学校が始まったと言うのに、また休みになってしまった。娘が家に居るだけで、とてつもなく騒がしい。嘘みたいに騒がしい。1人でいる時はいつも無音で過ごしているので、またうんざりするような音の中でモヤモヤと過ごさなければならない。狭い家は辛い。

 バレエ教室の帰りにSEIYUに寄り、娘のバレンタインのチョコレート用の材料を少し買い足す。一体誰に渡すのか、今年も必ず作る、と言うので色々買ったけど、カルディで製品を買う方がずっと可愛いし安かった。楽しそうなカルディの店内を遠巻きに見て悔やんだ。

 食後、「ママ、早くチョコレートやってよっ!」とまた娘が私に横暴な事を言うので、まな板の上にクッキングシートをしき、「自分でチョコレートを刻みなさい」と小さな包丁を渡した。無理〜とぶうぶう文句が多いし、犬が近づかないように娘は脳天に突き刺さるような高音の警告音を頻繁に発するので、煩いことこの上ない。
 刻まれたチョコレートを湯煎にかけるも、望み通りの溶け具合にちっともならないどころか、そのうち再び固まってきた。謎だ。

 おそらく無理、と判断し、チョコペンで描いた後にチョコスプレーを乗せてデコレーションをすることにした。SEIYUで買ったマシュマロに、娘がチョコペンを走らせ、カラフルなチョコレートをパラパラ散らす。良かった、これでなんとかなる。

 端が少し捲れ上がって来たジェルネイルシールを剥がし、昨日ダイソーで買った三百円のジェルネイルシールを貼ってみる。細かいところを見ると微妙だが、なかなか綺麗にできた、と手を広げてひらひらさせ満足していたのに、10分後にふと気がつくと右手の人差し指が剥がれていた。
 むしゃくしゃして、結局全部剥がしてしまった。
 初めてジェルネイルシールというものをやってみたらその耐久性に驚いて、ここ一週間はアマゾンでも楽天でもジェルネイルシールを検索してしまう。いつの間にこんな凄いものが世の中に普及していたのだ。うっかり、全くやらないまま年老いるところだった。いろんなデザインがあって、見ているとすっかり時間が経ってしまう。
 
 DAISOで買ったパッケージに可愛いマシュマロを詰めた娘は、大変満足そうだ。
学校も休みだというのに、娘はいつどのタイミングでこれを渡すつもりなんだろうか。結局渡せなかったと自分で食べる近い未来が、私にはうっすらと見えているのだが…。

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