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うちのヤバいだんな57話更新されました

土曜日にcakes連載が更新されました。まだ無料で公開されておりますので、是非ご覧ください。

2022年もこうやって無事更新ができ、掲載させてもらう事ができました。ありがたい事です。今年は連載も終わる予定(いくらなんでも終わるでしょう、という見込みに過ぎませんが)。これが終わったら何をしようかなーなんて考えています。今年は、それを見つけていきたいです。

新年なので、重くも無く軽すぎもしない、どうでもいい感じの話にしたいなーと思っていたら、ちょうど年の瀬に夫が買って来たばかりの醤油の蓋を殺ってしまいました。怒り狂うには物足りない、ささいなトピックでもあり、逆に私の器の小ささが浮き彫りになる恐れもあるため、怒る事はせずに、夫の親兄弟にまでこの愚行が伝わるように、漫画に描いて静かな復讐をしています。

さて、イケメンはごくたまにですが、服を何着も買ってきます。そんな時はほくほくと嬉しそうに帰ってきます、「買っちまったぜ」なんて言いながら。

自分から振るならば、聞きますよね、コミュニケーションとして。「どこで買ったの?」と。

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全然意味がわからんのですが、これが言わないのですよ、どこで買ったのかを。

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往々にしてこういう事があるわけです。服に限らず。ほのめかしつつ、言わないっていう。年末にも「いやー、いろいろあってね」なんて伏し目がちになって、ふっと笑ってみたりしていて、イラっとしました。

まあとにかく、日常的にやることが雑なんです。服を買ってうきうきと袋から出しているそばから、下げ札が付いた紐をひっぱっています。あれはね、そんなに簡単に切れるような紐ではありませんから。ぐぐぐぐぐ、ぬぬぬぬと力いっぱいやっても紐は切れません。

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するとね、紐は切れないからネームと服の縫い目が外れるんです。

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なぜハサミを使わない?もしかして、ハサミを使わないほうがカッコいいと思っている?

例えば、イギリスなんかだと男の人は傘をさしません。朝から結構な雨が降っていても、家からずぶぬれで歩いています。マジか!と思いますがマジです。もちろん、ちゃんとさしているいる方もいます。そういう方は総じて、夏のパラソルのような、ずいぶんと立派な傘をさしている傾向です(20年前のロンドンの様子です)。本当に意味がわからなくて、イギリス人の友人に聞いたら「傘をさすのは男らしくないでしょー」って言っていました。

そんな感じで、イケメンはハサミを使うのは男らしくないと思っている可能性もあります。なにしろうちは、部屋中ハサミだらけですから。糸キリ鋏がゴロゴロしてますから。あえて使わない、男道を貫いているのかもしれません。

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こんなに世の中にユニクロが沢山あるのに、イケメンはよくわからんブランドの服を買ってきます。反骨の精神が、自ずと大衆性から乖離させるのでしょうか。

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『ハサミなんか使わねえ、俺は男なんだから』の精神は醤油の蓋にも宿ります。プルトップの蓋なのに、容赦なく廻して引きちぎってしまうのです。冒頭でも書きましたが、最近もやっているし、今までも何回も何回も、これをやるんです。

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皆さん、機会があれば引きちぎってみてください。くっついているべきものが離れた時の、絶望的な不具合を実感できます。これは人生でもこんな事があるかもしれませんね、とふと想像してみようとしますが、なんだろ、案外無いかもな。しかし、醤油の蓋は、離れると本当に具合悪いですから。


まあ、そんな感じで今年も始まりました。あとどのくらいかわかりませんが、まだしばらくお付き合いくださると嬉しいです。


★最近のイケメン

昨日は夫と娘が二人でバスで鴨川シーワールドに行ってきました(私は仕事で行けず)。お土産に「シャチラスク」を買ってきてくれました。ひょっとしてシャチエキスや粉末のシャチとか入ってしまっているのか?と恐る恐る裏の表示を見たら、シャチ的な何かは何も入っておらず安心しました。

シーワールドのメイン、シャチのショーは、ぼやぼやしていたら前の列しか空いておらず、かぶりつきで見る事になってしまったそう。冬休みの楽しい思い出が出来たようで良かった良かった。

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