見出し画像

SAKE Diploma Vol.01 日本酒の定義

J.S.A. SAKE DIPLOMAは、ソムリエ協会主催の日本酒に関する検定試験です。
https://www.sommelier.jp/exam/sakewebapp.html
2017年から始まりました。
取るメリットですか? 日本酒に詳しくなる、日本酒好きと知り合える、そんなとこです。
つまり実利的なメリットはありません笑

ちなみにソムリエ、ワインエキスパート試験でも一定数は日本酒に関する問題が出されます。

今日のテキストはこちら。

〝日本酒〟という
地理的表示(GI)保護制度 http://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/
のルールで定義されたのは、超最近で、なんと2015年の12月。

原料米として国産米のみを使い、国内で醸造された清酒のみを日本酒と名乗ることができる。
と決まりました。
ちなみに「酒」は日本国外でも11カ国ほどで作られているようです。

そんな日本酒の原料はご存知の通り、
・水
・米
・米麹
です。

麹菌は奉仕の色によって、黄色・黒、白と分けられていますが、日本酒で主に使われているのは黄麹菌です。
これらを混ぜて発酵させて醪を作り、それをこして清酒と酒粕に分けます。
アルコール度数については、22度未満とされています。

日本酒はその製法の特徴から、世界で最も度数の高い蒸留酒の一つです。

昔は日本酒を特級、一級と分けていましたが、今では
特定名称酒、とそれ以外に分類されています。

米に含まれるデンプンは高分子化合物なので、そのままで酒を作ることはできません。
このデンプンを小さく切って、あげる必要があります。

そこで、酵素の登場です。
デンプンを構成するブドウ糖の結合を着るのがαアミラーゼ。そこでブドウ糖が数個繋がったオリゴ糖などの低分子化合物(デキストリン)まで分解され、グルこアミラーゼでブドウ糖になります。
同時に、酸性プロテアーゼでタンパク質を複数のアミノ酸が結合されたペプチドにまでした後、酸性カルボキシプロテアーゼによりアミノ酸に分解されます。

それではまた次回。ごきげんよう。

図解でコミュニケーションを変えることをミッションにここ3年くらい活動