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洗濯が我が家を混乱させる?<動線収納術①>


4,000人以上のハウスキーパーと、11万人以上のユーザー情報をもとに、
家のナカの行動様式を研究した成果である「タスカジ®研究所流 動線収納術」。今回は洗濯の動線改善をご紹介します。

【サチコラボ】日常を冒険するタスカジ社長

動線見直し例①:Aさん宅

Aさんは40代前半の女性。小学生低学年の子どもと夫の3人で暮らしています。
Aさん宅の洗濯物の乾燥方法は以下の通りです。
・乾燥は室内干し、洗濯乾燥機、浴室乾燥の3種類
・インナー類(パンツ、靴下、パジャマ、タオル)は乾燥機
・アウター類(Tシャツやズボン、おしゃれ着)は室内干し
・浴室乾燥は、天気の悪い時だけ

Aさん宅の洗濯物動線(変更前)

  • 洗濯物が乾いたら、畳まれるまで、いったんソファーに置く

  • すぐには、たためないので、自然に散らかってしまう

見直しを実施する前には、インナーをはじめとする洗濯物がリビングに散らかっていました。片付かないのはストレスになりますよね。


Aさん宅の動線の分析(以下の図もみてください)

  • 動線を描いてみると、インナーを脱いでから洗濯されて着衣するまでに、服が家中を動いてしまっています。

  • たたむ前のインナーは置き場がないので、動線に近いソファーに「なんとなく」置いている状態です。

インナーを動線を改善すれば、洗濯物は散らかりにくいのではないか。そう考えて、インナー動線を見直しました。


Aさん宅の洗濯物動線の変更

  • 以前は、洗面所→リビング→寝室まで動線があった、インナーの動きを見直し、洗面所内で完結するように変更しました。

  • 収納も合わせて変更しました。

詳細については、以下の通りです。

  • たたみ待ちの洗濯物の一時置き場として専用のエリアを作り、ソファーに洗濯物が散らかるのを予防しました。

  • 一時置き場は洗面所内の洗濯機の横に作り(写真の下の黒いカゴ)、洗濯機から出してすぐ、一時置き場に格納できるようにしました。これで、洗濯物を一時置きに移動させる作業がとても楽になります。

  • 畳み待ちの一時保管用には、カゴはダイソーのワイヤーフレームでDIYしました。

  • 週末にまとめて洗濯物を畳むということでしたので、カゴの大きさは、家族3人分の最大一週間分の洗濯物があふれない大きさにしました。

  • インナーは当初は寝室に収納していましたが、実際に着るのはお風呂上がりなため、洗面所にある方が便利だと考え、収納場所を寝室から洗面所に移動

  • たたみ待ちのカゴから週に1回、洗面所でたたみ、この棚のケースに収納します。

  • インナー収納は、一人1列のルールです。左からインナーシャツ、靴下、パジャマ、パンツ用に4ケース並べています。

  • ケースはニトリのソフトNインボックス クォーター のホワイトを使用。衣類などの収納におすすめです。内側の角がカーブになっているのでゴミが溜まりにくく清潔で、少し量が多くてもソフトケースなら融通がききます。https://www.nitori-net.jp/ec/product/8421404s/

  • 収納棚は、パイン集成材を楽天市場で購入し、ぴったりのサイズにカットしてもらいましました。

※このような場合、経験上、棚板が足りなくなるケースが多いものです。
思った大きさに切ってもらえる商品を使えば、棚が増えて収納力もアップします。

【おまけ:ちょっとした工夫ですが…】

  • 手が届きにくい一番上の棚は、季節外のインナー類を置きました。季節が来たらケースごと下の段のものと入れ替える工夫をしているので、衣替えも負担なく一瞬でできますね。

パジャマを洗濯するときを想定して、すぐに着替えられるようにストックパジャマを用意するのがおすすめです。
例えば、右側の棚に替えのパジャマを置いておくと、誰にも「パジャマはどこ?」と聞かれません。いちいち聞かれるのって、けっこうストレスなんですよね。

替えのストックパジャマの収納場所もお忘れなく



次の記事は、「アウター動線編」です。



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