アーマード・コアⅥのシナリオってワクワクしたよな

アーマード・コアⅥについて書くのもコレで2回目。1つのゲームについて2度以上筆を執るのはエルデンリング以来だ。
ものぐさな私がこんなに「か、書きてェ~~~!」ってなるくらいにはシステムもシナリオも面白かったんだ!ということで、今回はシナリオとか演出面とかを書いていきます。めちゃめちゃ主観で。感想なんて主観でしかないんだ。印象深かった演出、シナリオ面についての感想になるよ。
なんで記事を分けるかって?水増しだよまとめるのがへたくそなので分けた方が良いんですよ。ええ、ええ。
普通にネタバレしていくから、プレイしていない人は今すぐに戻って自分でアーマード・コアⅥをプレイしてくれ。



▼オープニング

メルツェルではなく。
まずは「密航」について話していこうじゃないの。PS2のシリーズをやってきたレイヴンだからさ、もう最初の衛星砲が起動するところで大興奮よ。「サイレントラインだ!!」つって。PVとかで全くこのシーン映さなかったの、本当にありがとうフロム。
もうLOADER4(密航における自機)が起動するまでのムービーの中でも大興奮シーンがホント多くて。
「強化人間」というワードにAC2のOPを彷彿とさせる降下ポッドからの脱出、着陸したLOADER4の起動シーンもカッコ良かった。
このムービーが終わったらいよいよ実際にACを動かせるようになるんだけど、本当コレだけで感動しちゃったよ。ラストレイヴン振りに自分でAC動かしてる~~~~!!って。
全然操作感は違うんだけど、「ACを動かしている」という感じがダイレクトに感じられてさ~~~~……最高だよね。N系で慣れたA操作に近い操作だったっていうのもあるかもしれないけど。
で、この後カタパルトでかっ飛ぶじゃないですか。プレイ中は「カタパルトォ~~~!?こんなのアーマード・コアで見たことねえよ~~~~!!カッコイイ~~~!!」ってなってたんだけど、アレfAのオープニングのオマージュだよね。そうだよね。いや、PS3のシリーズやってないもんだから……。
んで、汚染市街でライセンス探しするじゃないですか。ここもさ、こうやって探索したりするのめっちゃアーマード・コアって感じで超楽しかった。
話題のルビコプターと戦って、何度も負けた時……ようやく私はここで「アーマード・コアⅥはこういうゲームだぞ」っていうのを思い知ったね。
ぶっちゃけ印象として「あれ?ダークソウルか?」と思った。
いや思うでしょ?だって負けてリトライして負けてリトライしてだもん。なんか覚えがあるなこの感じ……ってなるよ。ソウル系のゲームをプレイしたことがあれば。
まぁ私も大概懐古厨というか、自分をPS2シリーズしかプレイしていない生粋のレイヴンとかのたまい、PS3部作もやらずPS3シリーズも出来なかった駄犬という自分を誤魔化してきた人間だけど、正直ここにマイナスな感情は持たなかったな。
むしろ、ここでこのゲームがただのアーマード・コアのリブートではないということを思い知った。「今までとは違うぞ」ってね。
無事ルビコプターを倒すと、手に入れた名義がウォルターから語られる。

識別名「レイヴン」

ゲーム起動して一番の興奮ですよ。なるほど!そうなるか!と。
もうこのシーン、手叩いて喜んじゃったからね。精神年齢が中学生くらいまで下がってる。
でさ、ミッションのリザルトが出てガレージに移動するじゃないですか。出るんですよね、「傭兵支援システム・オールマインド」とかいう怪しいヤツ。
まぁ今までもレイヴンズネストとかナーヴスコンコードとかグローバルコーデックスとかレイヴンズアークとか……とにかく色々こういう「傭兵を管理する組織」はあったから、特に違和感無く受け止めてたけどね。今作もいるんだこういうヤツ!って。
で、ここでオールマインドが言う「貴方の帰還を歓迎します、レイヴン」ってセリフ!!!もうさぁ、コレが最高なんだよね。
劇中やシリーズ新規プレイヤーには「安否不明だった傭兵の帰還を歓迎する言葉」として、そしてシリーズ経験者には「10年という長い期間を置き、再びアーマード・コアへ帰還してくれたことへの感謝の言葉」として機能するんだよ……。さらに私個人で言わせてもらえば「最後にプレイしたアーマード・コアがラストレイヴンだったから、レイヴンという単語が余計に刺さる」というバフもかかっている。私信か?(オタク特有のやつ)
最高の滑り出しだぜ、アーマード・コアⅥよ!

◆シナリオで印象深かったところ

さて、そんなわけでオープニング以降で印象深かったところを出来るだけまとめて書いていこうと思う。
なぜオープニングだけ分けたのかというと、アレは1周目でしかプレイしないからだ。リプレイミッションでならプレイ出来るが、周回しても「密航」は飛ばされ、次の「移設型砲台破壊」と「グリッド135掃討」からスタートする。そんなわけで、「密航」についてだけは先に別で書かせてもらった。
個人的に嬉しかったのがVP-44Sをはじめとした機体パーツ。PS2シリーズのN系、その中でもエヴァンジェが好きな私からすると、ヤツの機体パーツに似たこのパーツ達のデザインは嬉しかった。

▼先が気になり過ぎるシナリオ

もうとにかく先が気になりまくってどんどん進めてしまった。
壁越え、海越え、惑星封鎖機構の介入、対アイスワーム共同戦線、集積コーラル到達、エンド分岐……面白すぎか?このシナリオ。
ウォルターとかカーラにエア、ラスティ、ミシガンからの評価がどんどん上がっていくのがいいよね。ヴェスパー伏撃のミッションでは、ペイターからも「あのレイヴンと相対することになるとは……!(意訳)」って言ってもらえる。なんか実力を認められている感じが良いぜ。
エアの秘密とかウォルターの目的とか、もう気になって気になってどんどん進めてしまう。ラスティも腹に一物抱えてるっぽかったし、シリーズ経験者なら絶対怪しむオールマインドとかもね。1周目ではほとんど関わってこないんだけど。
1周目はルビコンの解放者、2周目にレイヴンの火を選択。個人的にルビコンの解放者ルートの動力ブロック破壊がACⅥ全体で見ても一番好きなミッションなんだよね。
ラスティとの共闘!ルビコン解放戦線の蜂起!スネイルもブッ倒せる!「私こそが企業だ!」
もう私の好きな要素が詰まってんだこのミッション!最高だ、貴様らァー!!
最終戦のウォルターとかマジでなぁ……強いとか弱いとかじゃなくて泣ける。許せねえよアーキバス……。
621に普通の人生を歩ませようとしてたのかウォルター……でもアイビスの火起こしたら死なないか……どうするつもりだったんだ……おい聞いてるかウォルター……。
最後に「お前にも友人ができた」って言って銃を下すのがもうね。好き。この辺の演出ちょっとLRっぽいなって思った。
なぜ1周目にルビコンの解放者を選んだのか。なんでだっけ?まぁなんか人の言うこと聞くのって嫌じゃないですか……別にカーラは倒したくなかったけど……。ザイレム浮上に手を貸しておいて、自分でザイレム撃墜するのサイコパスみあるよな。
でさぁー、2周目入った時のオールマインドよ!セリフが!!違う!!!ウォルターも違う!!!!先が気になるだろうが!!!!!
そんなわけで駆け抜けました。2周目も3周目も。
チャプター1からALTミッションがあるの良いよな。ダム襲撃は金策で散々やったし、1周クリアしてるし~とか所詮イグアスだし~とか油断してると、普通にボコられるのも良い。いや、イグアスは別に強くはないんだけど、ヴォルタがマジで強い。イグアスもシールド持ちだからしぶといし……粘られてる間に合流されて大変なことになる。1周目をクリアしたからって油断するなよというフロムからのメッセージだ。クソが!
こうやってちょくちょくALTミッション入れてきたり、新規ミッションがあったり、ミッション幕間でのやり取りが違ったりとか2周目、3周目でも全く飽きさせない。これはすごいよ。ソウルボーンでだってSEKIROとブラボくらいしか周回してないからな私……。

▼過去作のオマージュ

これはエルデンリングの感想でも書いたんだけど、過去作をプレイするのが必須!ではないけど、知っていると楽しいみたいな要素って作品にとってプラスだと思うんだよね。
今作もそういう要素が散りばめられててめっちゃ嬉しかったわぁ。
強化人間とか降下ポッドからの脱出、カタパルト、レイヴンという名義についてはオープニングでも語ったから良いとして。
N系のエヴァンジェっぽい機体パーツがあったりとか、クレスト製を連想させるベイラムのパーツとか。
アサルトアーマー、パルスアーマー、ブーストキックも過去作を連想させられるよなぁ。カラサワ(カラサヴ?)に月光剣もあるしね!
ウォルターの乗っていたHALも4とfAのホワイトグリントを掛け合わせたような見た目で色合いはナインボールっぽい(これに関してはそういう風に見えるだけという感じもするけど)し、初めて相対するアイビスシリーズ「CEL240」は「アイビス」という名前と見た目もファンネルもそれぞれサイレントラインを連想させる……。再起動もホワイトグリントっぽいぞ!
ストライダーはアームズフォートっぽいよな。切り離しとか、ソルディオスみたいな砲台とか。
ラスティがアリーナランク9なのもいいよな……やっぱ9はアーマードコアにとって特別な数字だ。いつかアーマードコア9が出たらどんな風になるのか楽しみだよ(先過ぎる)
何よりオールマインドよ。コイツはマジでオマージュの塊みたいなヤツ。
レイヴンズネスト。ラナ・ニールセンとケイト・マークソン。「……大きすぎる」と「修正が必要だ」というセリフ。前者のセリフについてはカタフラクトを倒すのが早すぎると聞き逃してしまう(実際聞き逃した)んだけど、「修正が必要だ」は見逃しようがないからな。もう露骨にレイヴンズネスト。露骨にナインボールよ。
コーラルリリースルートのラスボス戦における展開とかセリフはプロジェクト・ファンタズマっぽかった。プレイしてる時は全くわからなかったけど。だってラスボスがイグアスとは思わないじゃん!?そっちに気取られたわ!!

<追記>
「レイヴン」を忘れてた。
コイツは散々色々なところで言われてるけど、ダクソ3の王達の化身みたいなヤツだよね。アレほど概念的な存在ではないんだけど。立ち位置的には近いのかなって。
受け継がれる「レイヴン」という称号。自由意志の表象。伝説的傭兵という肩書き……最高か?
やってることが前作主人公なんだよなコイツ。DLCで「レイヴン」が何をしていたかとかやってくれないかな……。
なぜルビコンに企業を呼び込んだのかとか謎だしね。まぁ謎なんてフロムゲーには付き物といえば付き物なんだけど。
2周目以降プレイ出来るダム防衛のムービーも良いんだけど、個人的には1周目からプレイ出来る旧宇宙港防衛での登場シーンが好きなんだよな。
旧宇宙港を防衛していたアーキバスMT部隊と、そこを奪還しに来た惑星封鎖機構の部隊を単独で殲滅しているというイレギュラーっぷりを見せながらの登場(まぁアーキバスMT部隊を惑星封鎖機構が壊滅させたところを襲撃した可能性もあるけど。でも主人公が来た直後にはもう全滅してたし、流石にそれは無いか?)
振り返って、バイザーを装着してアサルトブーストで突っ込んでくるムービーがマジでカッコイイ。実際に戦うとそこまで強くないんだけど。

◆最後に

語ると無限に語れる……というかとっ散らかるのでこの辺にしておくけど、マジでやってる間脳汁がずっとドバドバ出てた。アーマードコアのコックピットに確かにいたんだよ。
最高だぜ……アーマードコアⅥ……!!みんなもルビコンでコーラル漬けになろうぜ……。
楽しすぎて、私はもうトロコンしちまった。あとは自分の機体をカッコよく撮ることだけを考えて余生を過ごすぜ……。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?