在宅で見つけた、仕事楽勝マイルール

コロナ影響で在宅ワークが続いている人も多いのではないだろうか。私の会社も延長に次ぐ延長で、出口の見えない在宅期間が続いている。

さて、私は営業職を数年続けているが、トップセールスにはなれず決定的な自信もつけられないまま、ただただここまで辞めずにきた人間だ。モチベーションも今そんなに高くない。仕事に夢中になるなんてそれこそ夢のまた夢である。

ちなみになぜ辞めなかったのか?(ほかに自分を受け入れてくれる会社なんてないと卑屈に思っているのは大前提としてあるが)前向きなことを言うと、

人と話すことが好きだからだ。営業職を続けてきて良かった点は、少しだけ語りたいので別の機会にまとめようと思う。

本題に戻る。

在宅が続く日々、私は正直仕事を少しサボった。周りの目がないのをいいことに、ネットサーフィンやら普段作らない手の込んだ料理を作るやらしながら、それはもうなあなあに業務に取り組んだ。

で、気づいたのだ。ただでさえ夢中になれていないこの仕事、片手間でやると、【仕事しているフリをしている自分】がどうしようもなく虚しくなってくる。中途半端にエネルギーを使うから、業務終了時のやりきった感もなければ、全力でプライベートに振り切れたリフレッシュ感もない。

この状態がさらに仕事のモチベーション低下を助長していることに気づいた。

別に仕事のモチベーションなんて高くなくても良いという人がいるのも重々承知だ。それでも私は、いつか自分が、仕事に夢中になってあのトップセールスのようになれるのでは?!という妄想を捨てきれずにいる方の人間だ。このままだと妄想が妄想のままお蔵入りする。

なので、せめてもう少しだけ仕事人としての自分を楽しませてあげようと、3つだけルールを決めた。

①毎朝日記を書き、昨日できたことを書き出して、仕事してる感・自己肯定感を補う

②人と話すのが好きなので、毎日3件は商談じゃなくても良いのでクライアントに連絡を取る。

③会社の人から来るチャットはなるべく即レスすると決め、『あいつ仕事ちゃんとやってんな』と思ってもらえてるだろうなぁと自己満足に浸る

この3つを守るだけで、なんだか仕事がゲームみたいに思えてきて、集中力が持続するようになった。マイルールをクリアすれば翌日の日記に書けて良い気分で仕事を始められるし、クリアしたいものをルール化しただけだから日中の業務も辛くない。終業時には仕事をやりきった感も出るし、自分の好きなことに取り組めた満足感も作り出せる。

全部単純作業でクリアしやすいルール。楽勝マイルールである。

在宅だと、上司や同僚との間に発生する要らぬ雑音が入ってこないから、仕事している自分を楽しませる方法を考えることができた。在宅で自分と向き合う時間が取れて良かったと思う。

同時に、楽勝マイルールは在宅じゃなくてもいつでも作れたはずだよな、とも思う。作らなかったのは、自分のモチベーションの源泉が【人と話すこと】【小さな成長実感】【他者からの承認】であることをきちんと言語化できていなかったからだ。

【仕事人としての自分】の幸せに、もっと向き合ってあげるべきだな、という学びになった。

自分が心地よい楽勝マイルールを、こんな情勢だからこそ見つけに行こう。時間はたっぷりある。


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