秋元 菜々美

現在地は福島県双葉郡富岡町/まちや私の記録

秋元 菜々美

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最近の記事

家びらき vol.3 「ふるまいからかたちをつくる」

行為を重ねる時間の層 2024年3月16日(土)-17日(日)の2日間、11:00〜15:00で〈間〉projectの仮設建築「ふるまいからかたちをつくる」を設置し、みなさんと滞在してみようと思います。 これまでにあった小さな営みと、ものを介した人の交流や出来事、新たな行為たち、それら小さな活動の群れ。これまでにあった小さな活動をどのようにして継いでいき、どのように新たな活動と共にあれるのだろう。 今回のvol.3では、前回12/2-3の「記憶と未来が交錯する」仮設建

    • Re:COLO-LAB「土壌と想像/創造」

      福島県双葉郡の富岡町と大熊町をフィールドに〈 Re:COLO-LAB「土壌と想像/創造」〉 を開催します。 開催地である大熊町には福島第一原子力発電所(以下、第一原発)が立地し、富岡町には福島第二原子力発電所が立地している。 2011年の東日本大震災と第一原発の事故による被災地であること、そうした人類史的な出来事を契機として、土地の形質と人的営みの相互性による成り立ちと時間性、生物、事物、放射性物質をはじめとした一見では捉えられない存在者、それら非-人間の混淆する生態環境

      • 家びらき vol.2 「記憶と未来が交錯する」

        変わりゆくもの、変わらないもの 12月2日(土)、3日(日)11:00〜15:00に 制作途中の仮設建築「過去と未来が交錯する家」を設置し、みなさんと滞在してみようと思います。 これまでにあった小さな営みと、ものを介した人の交流や出来事、新たな行為たち、それら小さな活動の群れ。 記憶と未来の交錯によって立ち上がる場へぜひ訪れてみてください。 〈間〉プロジェクトのInstagram 家が解体されてから家が建つまでの「間」を探求するRe:COLO-LAB 今回のプロジェ

        • 掲載文章まとめ

          ※学校解体の記録は、一般社団法人 大熊未来塾 発行の「Soil」第一号に「記憶の回路としての遺構」として寄稿した文章を転載したもの。

        家びらき vol.3 「ふるまいからかたちをつくる」

          秋元菜々美 自己紹介(2023.5.20更新)

          メインの写真は岩波さん(https://twitter.com/yuki_iwanami)に「記憶の回路としての遺構」寄稿に伴う取材の際に撮っていただいたものです。 取材記事 ◉学歴 2013年4月〜2016年3月 福島県立いわき総合高等学校 総合学科 芸術表現系列 2016年4月〜2018年3月 国際ビジネス公務員大学校 公務員科 2022年4月〜現在     早稲田大学 人間科学部(通信過程) ◉職歴 2017年〜2018年 一般社団法人 葛力創造舎(アルバ

          秋元菜々美 自己紹介(2023.5.20更新)

          2020年 桜の記録

          2020.3.23〜2020.4.19私の生まれ育った富岡町は震災後10年目を迎えた。 ついこの間の3月10日には夜ノ森駅前周辺の帰還困難区域が先行解除、3月14日には夜ノ森駅、大野駅、双葉駅が再開し、常磐線が全線開通されたところだ。 今年私は桜が咲いてから散るまで夜の森に通って写真を撮り続けてみた。 今までは震災前も、震災後も、あまり桜の写真を撮っていなくて。 震災前、わたしは中学生で、通学中に飽きるほど見ていたから特別感はなく、震災後は満開の桜に会いに来てただけだった

          2020年 桜の記録