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解離性けいれん(転換性障害)について

「解離性けいれん」って、耳にしたことはありますか?
今回は私の場合の症状や対処法についてお伝えしていこうと思います。
同じような症状が出ている方の助けになると幸いです。そうでない方も「こんな症状があるんだな〜」と、よければ眺めていってください。




解離性けいれんとは?


解離性障害の中でも身体に症状が出るものを、転換性障害といいます。
またその中でもてんかん発作によく似た、身体に不随意運動が起こるものは解離性けいれん(心因性非てんかん性発作)と呼ばれています。
心因性であり、神経学的に異常はみられないとされています。

この解離性けいれんに、私は中学生の頃から悩まされています。


どんな症状?

解離性けいれんと一口に言っても、その症状は人により様々かと思います。
私の場合の症状は、とにかく体がビクつきます。自分の意思とは無関係に、腕や脚がビクッと跳ねます。

どんなときに起こる?


私の場合の解離性けいれんはどんなときに起こるかというと、

・朝起きた直後(寝不足のとき)
・感情を抑え込みすぎたとき

主にこの2つのときに症状が出やすいかなと思います。

それぞれ解説します。

まず、朝起きた直後のときは大体30分程ビクつきが続くことがあります。寝不足のときによく起こります。ビクついたときには一瞬意識が途切れて次の瞬間には自分が何をしていたのかわからなくなります。

私は以前、解離性けいれんによって倒れて意識を失って救急車で運ばれたことがあります。
家族から聞いた話では、白目を剥いて泡を吹いていたのだとか…歯を食いしばっていたそうなので、舌を噛まないようにとタオルを噛まされていたみたいです。
意識が戻ったときには、それはもう驚きました。
周りの人は心配していますが自分は何が起こったのかわからないので、なにがなんだか…といった感じでした。
当時はてんかん発作だと自分も周りも思っていたのですが、今思えば偽発作(解離性けいれん)だったのだと思います。検査をしても何も異常はありませんでした。
そういった経験があるので、朝起きたときにビクつくと「またあのときみたいに大きい発作で倒れるんじゃないか…」と非常に不安になります。

その不安がまた症状に置き換えられ、さらに不随意運動が続くことに繋がります。

また、腕がビクつくときなどは特に物をよく落とします。
寝起きで水を飲もうとして、ビクつきにより盛大に水をこぼす…なんてことはよくあります。
人が見ている時に起こると、恥ずかしさや不安で軽くパニックにもなります。その感情がさらにまた症状に置き換えられ…というループが起きます。

次に、感情を抑え込みすぎたときについてです。
その時には自覚がないので後から考えてみれば…ということが多いです。
主に怒りを感じないよう麻痺させた後に時間差で症状が出ることが多い気がします。
イライラしたときに「怒らない…怒らない…」と自分に暗示をかけた次の日などにけいれんが出ることがあります。怒りを無かったことにするのは本当にその場しのぎなんだと毎回思います。(それでも今はまだ抑えてしまいますが…)


対処法


☆睡眠はしっかりとる。
☆感情は抑え込まない。
☆症状が出たら体を横にして安静にする。


基本かもしれませんが、やはりこれに尽きます。
自分に合った睡眠時間を確保する。睡眠は疎かにしない。どんなに忙しくても、これだけは押さえた方がいいです。

そして、感情は吐き出す。溜め込まないようにする。
多くの人が当たり前にしていることかもしれませんが解離性障害の方はこれがなかなか難しい人が比較的多いように見受けられます。私もそうです…笑
感情を抑えることが癖になっている場合、溜め込まないようにするのは最初は特に至難の業だと思います。
それでも時間をかけて取り組んでいけば必ず変化が訪れます。
私自身、本当に微々たるものですが変化を実感しているところです。感情というものを全く意識しておらず、身体にも心にも症状が出まくっていた頃に比べると今はだいぶ変わったなと思います。
それでも解離性けいれんを含む症状は出ているので、まだ長い闘いにはなりそうです。

あとは、症状が出たときには無理して起きているのではなく一旦体を横にして休むことをおすすめします。寝不足の場合はもう一度寝るのも一つの手だと思います。


おわりに

以上、今回は解離性けいれんについて述べてみました。
一つの例として参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。

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