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N予備校のプログラミングの入門コースがすばらしすぎる

タイトルの通りなんですが、ドワンゴが運営する「N予備校」がやっている

【2017年度】プログラミング入門Webアプリ

というコースがすばらしくてびびりました。前に書いた社員が自分ではじめていて、いいというのでぼくも試してみた。そしたら、あまりにもよかったので書いておく。

たとえば「第2章 準備しよう」の冒頭はこんな感じ。

いちばん上の「LinuxというOS」では、手元のPCに仮想環境をつくって、Linuxをインストールして、sshで使えるようにするセッティングを行う。

その後、基本的なLinuxの使い方から、TCP/IPのパケットを覗いてみたり、簡易チャットをつくったり、かんたんなbotをつくったり、Githubをつかったり、DBにさわったり、node.jsをつかったりする。ネットワーク時代のプログラミング入門として、非常によくできている。

いちおう、毎回2時間の動画をみながら学ぶ形式なんだけど、文章教材がよくできているので、動画を見なくてもいけそうだ(初心者は動画があるとありがたいだろう)。動画を見なければ、仕事をしながらでも、1カ月もあれば終えられる気がする(手を動かすのは重要だけど)。

すごいなとおもったのは、この講座、ドワンゴの現場のエンジニアがつくっただけあって内容がすごくいいんだけど、教材の日本語とか説明図とかのレベルがとても高いことだ。テキスト編集のプロがしっかり仕事をしている。ぼくは「元アスキー」勢なので、元アスのだれかが関わったのかなあと想像しながら見ていた。(追記:講師の吉村さんが自分で書いているそうだ。すごい)

コースのくわしい章立てはここに。コメントもついてるけど、全部できたら普通にエンジニアとして即戦力だと思う。というかたぶん、エンジニアとして働いているひとでも、ところどころ抜けてたりするんじゃないかな(だから、プロでもやる価値があるかも)。

さらにいうと、IT企業は、社員の研修でやってもいいかも。全部じゃなくていいんだけど、コンピュータのハードウェアのしくみを理解したり、HTMLやCSSの基本を理解したり、Javascriptでプログラム動かしてみたり、仮想環境でサーバーたてて通信してみたり、Web APIを使ってみたり、DBをさわったり、GitHubをつかったり、ひととおりわかっておくのはいいことだ。(正直言うと、こういう内容の本をつくろうかなとちょっと思っていたのだけど、これでいいじゃんと思ってやめた)

入会はこちらから。

N予備校 プログラミングコース

入門コースのあとの「大規模Webアプリ」のコースの言語がScalaなのがアツい。そのうちAI入門コースとかデータサイエンティストコースもできるんだろうな。しかし月1000円って信じられないくらい安いね。スマホのアプリでも見られるので、座学だけなら電車のなかでもできてしまう。ついでに、高校時代にちゃんとやってなかった、数学の講座とかも取ってみたりしている。

N予備校の母体となるN高については、cakesでも記事を掲載したり、本を編集したりしているんだけど、ほんとうにすごい企画だと思う。コンテンツビジネスとしても、あたらしい社会のありかたを示す意味でも、そして子どもたちのための場づくりの意味でも、すごすぎる(また今度書きます)。


CXO深津さんといっしょにnote/cakesのUI・UXのカイゼンはひたすら行っています。深津さんのレポートはこちらでご覧ください。デザインチームの募集も引き続き行っています。その他の求人はこちらです。興味があるかたはリンク先からご連絡ください。

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