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よくわからないけど、おもしろそう。

cakesの連載でドワンゴの川上会長が、「あえて、よくわからないことをする」という話をしている。

よくわからないからこそ、解きたいと思う。|川上量生の胸のうち
https://cakes.mu/posts/6225

これは、KADOKAWA・ドワンゴの統合の話のように規模が大きなことでなくても、役に立つ話だ。

たとえば、商品の企画などで、普通に思いつくよさそうな案は、当然、他の人達も思いついている。だからそういうアイデアは、大失敗はしなくとも、すごくうまくいくということはない。

いくつかのヒット商品を考えるとわかるけど、だれも注目していなかった領域に、新しい価値を提供することでヒット作ができあがる。そういうものがなぜたくさん売れるのかというと、ライバルとの競争がないからだ。みんなが気づいていなかった場所に、独占的に商品を提供し続けることで、大ヒットが生まれるのだ。

そして、後にそうなる企画というのは、最初に社内の会議などに出したときは、だいたいあんまり受けがよくないものだ。いままでなかったものだから、だれも見たこともないし、すぐに理解できないのも仕方がない。企画者以外は、みんなぽかんとして、口々に文句とか意見をいう。

そう。やっかいなことに、すごいアイデアはだめなアイデアと見分けがつきにくいのだ。こういうものをどうやって抽出して、実現するのかが、クリエイティブワークをする組織に問われることだろう。

ぼくは「よくわからないけど、なんとなくおもしろそう」と感じたら、やる方向で考えるようにしている。次に、最悪のケースを想定して(例:最悪のときに〜円損をするな)、成功の確率を考えて、期待値を考えて、それがプラスなら、やる。

たぶん、自分がわくわくする「よくわからない」を見つけるのが大事なんでしょうね。

7月5日 土曜日

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