悪口のおもしろさ
困ったことに、「悪口」っておもしろいんですよね。職業柄、おもしろさについてよく考えるのですが、もっとも手軽で強力な、おもしろさを生み出す手段は、こいつだったりします。困ったことに。
おれはそう思わない、という人もいるかもしれません。でも、夜の酒場で、その場にいない誰かを、楽しくバカにした経験がないかといわれれば、否定できるひとはいないですよね。いつだって、その場にいない相手を批判するのは、いちばんお手軽な団結の手段です。
とても残念なことですが、ぼくらは、安全地帯からだれかを批判するのを「楽しい」と感じてしまう種族なんでしょう。少なくとも、そこは前提としておいたほうがいいな、と思っています。
問題は、そういう悪口のうちのわかりやすいやつが、たくさんまとまって大きくなってしまうときですよね。昔から、そういうことは起こっていて、そこからはじまった戦争だってあるでしょう。そして、ネットは、そういう現象がさらにおこりやすい場所なんですよね。困ったことに。
個人的に思っていることは、なるべくたくさんの楽しいことを生み出すということと、あとは、システムというかアーキテクチャで解決する方法はないかな、ということです。
なんか、すっきりした結論にならないんですけども。ひとつ言っておきたいのは、悪口はモテないよということですね。今日も暑くなるのかな。
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