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素直さの話

昨日、岩崎夏海さんが書いていた「成長するのには素直さが大事」という話がおもしろい。

成長する人としない人のたった一つの差
https://note.mu/iwasakinatsumi/n/n0eae961f744e

だいぶ前、コルクの佐渡島さんに、まだなんの実績もないマンガ家志望の若者の中から、才能があるひとをどうやって見分けるのか、ということを聞いたことがある。そうしたら彼も、

「素直さですね」

と言った。正直、そのときはよく意味がわからなかった。「え? 俺の言うことを聞くやつがいいってこと?」とさえ思った。

でもその後、実感としてわかってきた。物事を斜めから見て、否定してばかりいると、自分のいま持っている能力だけで生きていくことになる。だれだって、最初の手札なんて、たいしたものではない。だからそういうひとは、結果として、その場所にずっといることになる。

ここまで読んで、ぼくが佐渡島さんに思ったように、「だったら、上司とか親の言うことをひたすら聞けばいいのかよ」と思う人がいると思う。でも、そういうことでもないんですよね。

ここでいう素直というのは、心の「姿勢」とか「ありかた」の問題だ。見たことのない考え方、自分とはちがう意見、触れたことのない新しい物事に対して、フラットに、まっすぐに身を任せる。そういう態度を、素直さと言っているんだと思う。

じゃあ、ひとはなぜ素直になれないのか? ぼくもやるからよくわかる。ずばり、自分を守っているから、ですよね。自分なんてたいしたもんじゃないから、防御してもしょうがないのにね。それに、そうやってガードを固めていることは、ちゃんとしたひとには完全にばれていたりする。それって、むちゃくちゃはずかしいし、かっこわるい(し、モテない)。

ということで、今日の東京は曇り空ですけども、がんばりましょう。やっぱ、モテたいっすよね。

6月18日 水曜日

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