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🇺🇸米国暗号資産規制ニュース(2024年5月3日):SEC、暗号資産分野への内部告発件数が過去最大に達する

2023会計年度は、証券取引委員会(SEC)の内部告発制度にとって記録的な年となりました。この制度は、証券法に違反する行為についての情報を提供する者に対して金銭的な報酬を与えることで、違反行為の発見と抑止を目指しています。2023年には、過去最高となる18,354件の情報提供があり、内部告発者への総報酬額は約6億ドルに達しました。これには、2023年5月に与えられた史上最高額の約2億7900万ドルの報酬も含まれています。

SEC内部告発件数推移
出所:SEC

2023年の暗号資産に関する内部告発の件数は2,510件に達し、カテゴリー別では第3位で、全体の約14%を占めています。2018年以降、暗号資産分野に対する内部告発の件数は増加し続けています。SECは、暗号資産分野においても積極的な監視と規制を行っており、特に詐欺や未登録の証券として扱われるべきトークンの発行や取引に関連する活動が注目されています。この内部告発件数の急激な増加を踏まえると、今後も訴訟件数の増加が予想されます。

SEC内部告発件数
出所:SEC
暗号資産分野に対する内部告発件数
筆者作成。出所;SEC

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本記載内容は、いかなる種類の法律や財務に関する助言とみなされるものではありません。 規制・状況は未確定なため、本記載内容は法律上または財務上の事業判断に使用するには適切でないことをご了承ください。

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