家で何かを書くとき

必ず夫や私にクーピーを持たせ
『このカメレオン描いて！このヘビ描いて！』

色からサイズから、すべて指示してくる。

自分で描いてみたら？と言っても
ぐちゃぐちゃになっちゃうからイヤ！！の、一点張り。

なんとなく気持ちはわかる。

彼は早生まれな上に、成長も早いとは言えない。体格も含め、ひとつ下の学年の子たちと遊んでいる方がしっくりくるような、そんな雰囲気がある。

保育園から持って帰ってくるお手紙には、お友だちが描いた息子の名前。私が記憶する限り、息子はグーで鉛筆を握っている。

きっと、他の子に比べて、お箸や、書くことが上手くできないことは、私より本人がいちばん日常で感じているはず。加えて、負けず嫌いで頑固な性格。負けるくらいなら、絶対やらない系。笑

家でまで、わざわざ苦手なことをやりたくない、描きたくないんだろうなぁ。

そんな息子が年度末ということで、自由帳を保育園から持って帰ってきて、わたしは衝撃。

もちろん、他の年中さんと比較して上手いことはないと思う。
それでも、私はめちゃくちゃ！感動した！

クレヨンで何描いているのか、わかる！！！！

何より、描いてあるものがぜーーーんぶ息子が好きなものばかりで、色もすごくカラフル。

(好きなことを描こう！というテーマなのか
フル無視しているのかは謎だけどw)

たこ、いか、くらげ、へび、いもむし、でんしゃ、
丸まった迷路 (つまりニョロニョロ系)

その他には
息子的に心に残ったであろう、思い出の絵も。

３人で乗った観覧車や、じぃじの家がちゃんと描かれていた。
思い出は、実際の色というより、彼の好きなカラフルな色。

じいじの家は、じいじの車の色である、黄色に塗られていた。

定番の、ママもパパも、地面と太陽も雲も一切でてこないけれど、むしろその方が息子らしい。

『え？！これ息子が描いたの？！ほんと？！』

半ば信じられなくて(おい)、驚く私たちにドヤ顔で
これは、はぱぺぽイモムシだ！と説明する息子。

(多分、はらぺこあおむし。滑舌w)

親バカなのは承知だけど、嬉しくて、待ち受けにしました。

息子の、得意とか苦手とかの感情
一般的に早いのか遅いのかの事実

色々あるのもわかる。

それでも、

【私が、息子の絵に感動している】
【私が、息子の絵を待ち受けにした】

私の感情と、私の事実

それだけでいいんじゃないかとも、思っています。

絵にコンプレックスがあるだろう息子に今朝

『息子の絵が可愛かったから待ち受けにしたよ！ほら！』

って見せたら、驚きを秘めたような
めちゃくちゃ嬉しそうな顔をしていた。