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英語で仕事するのは難しくないけど定住はきっと大変だね

という説を唱えて数年になる。というのは新卒で海外プロジェクトをメインに仕事をする会社に入り、オーストラリアに半年派遣されたことのある私自身の経験から言っている

新卒時の私のスペック
TOEIC 700点
留学経験なし
父親の単身赴任先(海外)には数週間の滞在経験あり(=外国人に対する恐れはない)

スペック的には、海外で働きたい☆という学生としては不十分なのでは、と思う。しかも、特に強い思いもなく海外関連の仕事を始めているという、海外で働きたいという強い思いを持っている方からはタコ殴りにされそうな状態だった。ただ、思うのは「海外で働きたい」ってどこでどのように働きたいのか?という問題である。ただ単に海外に行く、ということを考えれば、海外に沢山支社を持っていたり(商社とか)、日系だけど海外での仕事が多いメーカーに就職するのが一番良い。ただ、特に後者の場合だが、ド僻地に工場は建っていることも多く、思い描いているようなおしゃれな生活の真逆をひた走ることも多い(私の場合もそんな感じ)。だから、職選びは慎重にしてほしい。海外で働きたいと言って外資系コンサルに入ってもあんまり海外には行かないんじゃないかな~と思っている。実際に海外コンサルに勤めている友達をみても、日系企業の海外進出案件でもない限り、英語を使っていなそうな気もするし海外に行っていない気がする。

で、英語で仕事をするのは難しくないという説だが、まずは取引先等のやり取りはある程度定型化される、ということがある。価格交渉やら品質やら、話すこと・確認することは大体決まってくるから、ある程度定型文を覚えればなんとかなると感じている

逆に、日常会話は難しい。たとえば、先日の祝日(春分の日)だが、なんで休みなの?と聞かれて簡単に答えられるか、ということである。私のような人間だと"So, day time and night time are divided half and half…"みたいなところでつまる。そのあと、”and in Japan, spring has come at this season”などと言えれば上出来だろう(文法は置いておいて)。果たして、さっと英語で春分の日が休みか言える日本人はどのくらいいるのだろうか?とかく、私には上手くできない。ただ、特に欧米圏はキャッシュレス化も進んでいるし、喋る機会は仕事以外でどんどんなくなっている(気がする)

なので、みんなビビらずに海外勤務すればいいのにな~と日本の出張先のホテルで、クラフトビールを飲みながら思う夜であった。

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