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『哀れなる筆者』

朝風呂後の、パン1、ルルルンのシートマスクで、noteを書く程度の丁寧な暮らしが性に合っているな、と思いながら、開きました。

北欧、暮らしの道具店からオファーがあっても、ご紹介できないMorning Routine、残念。

土曜日の朝、部屋にひとり。
ハンドドリップで大雑把に淹れた珈琲を飲もうとし、小さな気泡も許さぬ決意で貼ったルルルンのせいで動かせない唇に気づく。

そういうとこ、好きだよ、と心の中の私がやれやれƪ(˘⌣˘)ʃ と、
愛おしそうに目を細める。(私の特技は、自分を愛おしがること、、、🌱)
大雑把と几帳面のハイブリッド。

それでもなんとか小さく開けたお口で熱い珈琲を啜る。
マスクに珈琲が滲んだ気がする。お肌に悪そうだけど、スルー。

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幼い頃の疑問が大人になって解決することがある。
風はどこから来るのか、とかは知らない方がロマンティックだから、知りたくなかったけれど。

モーニング娘。の 「ザ⭐︎ピース!」を聞いた時、当時7歳の私はこの歌詞が理解できなかった。

好きな人が優しかった(peace!)

ザ☆ピ〜ス! 歌詞

幼きサエちゃんは、思いました。
「好きな人が優しかった?ピース?優しいから好きになったんでねぇの?」

しかし、そこから20年が経ち、やっぱり、つんく♂は、すっげえや!と思う。
ほんとそうなんだよね。
実体験で伏線回収できる歌詞の音楽は、何年経って聞いても新鮮。

「あぁ、この人好きだな」って思った人と、少し一緒にいてみて、
「うわ、優しい」って直感が確信に変わる瞬間、ほんっとに「peace!」

『哀れなるものたち』の原作を読んで改めてこの歌詞の意味を痛感した。

2月の頭に、この映画を見て、すぐに
「あ、好きだ(🫀ドクドクッ) 好きだけど(🫀ドクドクッ)原作は(🫀ドクドクッ)どうなんだろう、、(🫀ドクドクッ)」と、古本屋へ走った。

そして昨晩、Alasdair GRAY “POOR THINGS”『哀れなるものたち』ハヤカワepi文庫、高橋和久訳を読み終えた。

「この映画、好きだな」って思って、もっと知りたくなって、原作読んで、
「やっぱり面白い」って直感が確信に変わる瞬間、もう超絶 「peace! 」
エンドレス ウォウ💃 ウォウ🕺 ハッ🙌 しちゃう。

ここに書くまで、他のことが手につかなかったので、この嬉しさだけ、書かせて🥹
ネタバレする気しかしないので、詳しい内容は書かないから、ねぇ👉👈

ただ、映画の世界観だけが好きな人は、原作は読まない方が良さそう。

でも、映画の内容も含めて好きな人は、原作読んだら、映画以上のドンデン返しを味わえるからおすすめ。さらに映画で見た登場人物たちが頭の中に再び出てきて、映画では見られなかったことを言うし、ことをするから、面白い。

あと、映画が面白くなかった人こそ、余力はないと思うけど、原作は楽しめると思う。

でも、本が分厚すぎ(Total 533ページ)て、読む気も時間も、無いよ、でも気になるよって人は、私が1杯飲み物ご用意させていただきますので、お話(という名のネタバレ)聞いてくれませぬか。

(私が書くこと、デートのお誘いオチあるある。あぁ、哀れなる筆者。)


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