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INTPにはタイプがある(前編)

  あなたはINTPと聞いたら、どんな人物像、どんなワードを連想するだろうか?物知り、空気が読めない、オタク、社会不適合者…一般的なINTPの認識といえばこのあたりだろうか。mbtiの全16タイプのうち、筆者もこのタイプに当てはまる。そもそもINTPって何?という方、聞いたことはあるけどこの認識で合ってるか自信がないよ~😖という方のために参考までにINTPのタイプについて書かれたサイトのリンクを貼っておく。

 
 少し優しめの、嚙み砕かれた言葉で書かれたサイト。こちらのほうが基礎知識は頭に入ってきやすいかも。

 
 しかし、これまで自己分析を重ねるにあたり、筆者は先程のようなINTP像と微妙にかみ合わないなと感じている。しかし別のタイプの可能性を考えてみるにしても、まず決してE型のような社交的なタイプではないし、S型ならこんな実利にもならない、文字を駆使した趣味を嗜まないだろう。F型とは違い人間関係にはかなりドライな方だと思うし、J型とも違い自堕落な人間だ。消去法で一番近いタイプはやはりINTPだろう。そうなるとINTPは確定として、「同じINTPのなかにもいくつかタイプがあり、世間一般に知られているINTPのステレオタイプと若干の違いが生まれているのではないか」と考え、今回の記事を書くに至ったわけだ。そこで今回の筆者の持論として「INTPにはいくつかのタイプがある」可能性について論じていこうと思う。


⚠️注意⚠️
この記事はmbti初心者の高校生が薄い知見と全くの印象論で書いた記事です!あまり真に受けることなく、どうか温かい目で記事をご覧いただけると幸いです。ご感想やご指摘もコメント欄にてお待ちしております!



INTPのタイプについて


各項目の評価

INTPのタイプを、以下の四つの評価基準に分け、0~5の6段階で評価する。

  1. 頭脳・・・賢さ。星の数が多いほど博識。

  2. 知的好奇心・・・知的好奇心の強さ。星の数が多いほど新たな知識の獲得や新しい体験をすることに意欲的。

  3. 社交スキル・・・コミュニケーション力や倫理観など、周囲の人間と良好な関係を築く能力の評価。

  4. エネルギー・・・無気力から程遠い状態であるか。星の数が多いほど(社会的に美徳とされる生き方かは別として)自分の中で何らかの理想や生きがいもち、現状やりたいことを聞かれた場合多くを思い浮かべることができる状態であること。※幸福感とは別の観点であり、自己の現状に満足感を感じているかについては評価に加味しない。

なお評価はINTPの中での比較ではなく、16タイプすべてのタイプの人間と比較した場合の評価とする。(つまりINTPである以上頭脳は後述するどのタイプでも星1などの絶望的な評価になることはないし、社交スキルが星5と最高の評価を下されることもない。)


タイプ① 博士タイプ

頭脳    ★★★★★
知的好奇心 ★★★★★
社交スキル ★★★・・
エネルギー ★★★・・

 タイプ①は博士タイプだ。博士タイプには、並外れた頭脳と尽きることのない知的好奇心を持っており、さらに最低限の社交スキルも身に付けている。このタイプに当てはまるINTPは少ない。なぜなら彼らはいわゆる「高スペック」の人間であり、INTPの上澄みだからだ。これはINTPの成功者に多いタイプで、例えば「mbti診断の結果INTPだった。自分と同じタイプの有名人は…」というところでINTPと診断された人間が興味を持って調べ、仲間意識からか必然的に同じINTPからの尊敬を集めやすいタイプといえるだろう
 
 基本的に自分一人で世に名声を轟かせることは不可能なので、社交性を磨くことで優れた集団の仲間入りを果たしたか、多少社交性に難はあれどもそれを補うほどの頭脳や知的好奇心、行動力を持ち合わせていることでそれに惹かれた仲間が集まり、結果的に社会的成功を収めた…というパターンだろうか。どちらにせよ優れた能力を持ったINTPでないとこのタイプには分類されることはない。

 mbtiで考えると、彼らはどちらかといえばINTJに近いのかもしれない。社会的成功を収めるには粘り強さや継続力がある程度必要であり、それを大きく支えるのがINTJに代表される信念や上昇志向だからだ。しかしそういったものが頭の多くを占めてしまうと一種の頑固さへと様変わりしてしまい、従来の定説が否定されることに恐怖感や遠慮を覚え自分の知的好奇心を押し殺してまで新しい可能性を模索するのをやめてしまったり、保身のために厳しい上下関係を構築し組織の癒着を招いてしまったりと、一見INTPの上位互換に見えるINTJならではの弱みというのも確かに存在する。INTPの知的好奇心からくる強い研究意欲という独自の強みを発揮しつつ、INTPの弱点である社交スキルの弱さ、初志貫徹能力の低さをを自分なりにカバーしたいわゆる「いいとこ取り」ができた人間のみが、先代に名を残すことのできる選ばれた人間になれるのだろう。


タイプ② ねらータイプ

頭脳    ★★★★・
知的好奇心 ★★★・・
社交スキル ・・・・・
エネルギー ★★・・・
 
 タイプ②はねらータイプである。ねらーとは2ちゃんねる、5ちゃんねるといった掲示板サイトの住民のことをさす。彼らに多く見られる特徴は以下のようなものである。

・非難(批難)的な意見しか述べず、斜に構える
・インターネット上に書かれた内容を情報源とする
・他者に対しては威圧的・攻撃的
・倫理面・モラルが壊滅的
・他人の不幸は蜜の味
・一部分の要素で揚げ足を取り、全体の評価を貶める
・素直に非を認めて謝ろうとしない
・現実にネットの用語・習慣を無理矢理持ち込む

https://dic.pixiv.net/a/2ch%E8%84%B3
ピクシブ百科事典「2ch脳」より引用

 いかがだろうか。見ていてニヤついてしまうほどINTPのステレオタイプと一致している。mbtiで考えた場合、どのアルファベットの偏りも抜きんでて強く、ほかのタイプの疑いの余地が一切ないほど尖りにに尖った「ザ・INTP」である。

 同じINTPである博士タイプと共通する箇所は頭がいいことである。しかし彼らに見受けられる特徴として社交性が壊滅的であり周囲の人間に対して異様に攻撃性が高いことが挙げられる。共感能力に乏しく、自分の立場を守るために相手を傷つけることに何の抵抗も覚えない、人の心をどこかに落としてきたかのような恐ろしいタイプである。

 しかし彼らの忖度なしの辛辣な物言いは時に痛快で妙に的を射ているものがあり、彼らの仲間でも攻撃対象でもない第三者としてたまに目にする分には面白い存在だ。毎日それを目にしているとさすがに精神が疲弊して病んでしまいそうだが。

 後述する「世捨て人タイプ」との違いは「他人への攻撃性が高い」といったところで不本意ながらもどこかで「人との繋がり」を求めているところだ。彼らの罵詈雑言を擁護するつもりはないが、あくまで彼らはINTP特有の不器用からその想いが空回りした結果「攻撃性の高さ」という本来望んだ形と違うところでそれが出てしまっただけであって、根っからの悪人と一概に決めつけることはできないのでは、と筆者は考えている。


タイプ③ 世捨て人タイプ

頭脳    ★★★★・
知的好奇心 ★★・・・
社交スキル ・・・・・
エネルギー ・・・・・
 
 タイプ③は世捨て人タイプである。このタイプはいわゆるニートやフリーター、さらにはFIREという言葉が好きなINTPが主に当てはまる。このタイプは社会とのつながりを自ら拒絶し、自分の世界に入り込んでいるタイプである。ニートでもこのタイプあれば中途半端に良い頭のせいで妙にプライドが高く、社会復帰を目指す人間に紹介されやすい、いわゆる底辺職に就くことに精神的な抵抗感を持っている人間が多い。その他一応職に就いている人間であっても他人とのつながりは薄く、さらにそれを善しとして新たな人間関係の構築を図ろうともしない、周囲との関わり方は「狭く浅く」をスタンスとして生きている。

 ある意味完璧主義的で世界に対し悟りを開いているところがあり、それに関してはINFJとそっくりではあるものの社会を変えようという意欲が見受けられず、自分一人だけが惨禍に巻き込まれる前に逃げ切ることができればそれでいい、といったある意味利己的なタイプであるといえる。(人にもよるが)このタイプの人間がその内面について多くは語らないのは決して「INFJだから」なのではなく、ただ単に何事にも無気力で話す内容やエネルギーがないからである。


タイプ④ 発達障害タイプ

頭脳    ★★★・・
知的好奇心 ★★★★・
社交スキル ・・・・・
エネルギー ★★・・・
 
 タイプ④は発達障害タイプだ。ADHDとASDは別物ではあるが、併発するケースも多いため今回はひとまとまりとして考えることとした。彼らは社会と彼らの生きている世界が微妙に嚙み合っておらず、日常生活において非常に苦労することが多い。このタイプに限らずすべてのINTPにもちろんADHD、ASDの人間はいると思うが、それらのタイプとの差別化点としては、他人に対する攻撃性がある程度低いこと、世捨て人といった具合ではなく社会に自分という存在を認めてもらい社会の営みに参加しようといった態度が見受けられることの二つが挙げられる。

 このタイプには発達障害を隠そうとせず開き直り周囲への理解を求めるある意味厚かましい人間か、あるいはまったく自分が発達障害であるといった自覚がないまま平然と生活している人間が当てはまる。正直かなり組織から煙たがられるタイプで、自分が発達障害であることに負い目を感じていないのでなおさらタチが悪い

 mbtiでいえばINFP、ENFPに近いところがあるが、INTPのこのタイプは彼らのような共感能力に乏しく、情に訴えることが苦手で組織からの情けをかけてもらえることが少ないのがなんとも悲しいところである。代表例としてINFPに代表されるのび太はどこをとってもダメな人間ではあるが、彼の持つ優しい心やそれに裏付けされる行動力のおかげでことごとく彼は周りからの同情を買い、思わぬ形で救済を受けることで彼は何度も窮地を脱し、結果的に彼なりに満足できるレベルでの幸せな生活を送っている。

 しかしINTPの場合はどうだろうか。INTPである以上情に訴えかけることがどうにも苦手なようで、周りの人間を味方につけるよう振る舞うことが難しい。そこで彼なりに考えた結果、「人」に守ってもらうのではなく「規律」に守ってもらおう、という選択に行き着く。つまり絶対的に君臨する「保証された権利」を理解し、都合の良い時だけ保身のため自分の権利を声高らかに主張するのようになるだ。しかしP型である以上規律人間として生きるのにはどうしても限界があり、自分都合で規律を曲げようとする自分勝手な様が見受けられることも稀ではない。すると周りからは「なんだ、規律も守らないのにこいつは権利ばかり主張しやがって」と、以前から彼を良く思っていなかっT型の人間だけでなく、のび太の例でそうしたように同じく場合によって彼に救済を与えることも考えていた心優しいF型の人間までもが彼に愛想を尽かす。そしてある日のこと…彼が主張したのと同じように皮肉にもリーダーが『彼を追放する「権利」』を主張し、F型の人間までもが沈黙し、彼の阿鼻叫喚の声だけが響く中で彼の追放が執行される…目も当てられないほどの哀れなシナリオだ。

 他に近いタイプはENTPだが、彼らのような外部と何とかして繋がろうという意識が強くあるわけでもないのでないので、自分の強みをアピールすることに関してもあまり上手くできるわけではない。自分の長所や強みをがむしゃらに伝え、なんだかんだ仲間や理解者ができるENTPと違い、気づけば全方位を敵に回しているような壊滅的なタイプなのだ。しかしもっとも恐ろしいのはそこまでして自分に問題があることに気づかないところだろうか

 理想は多くあり、それを実現する意欲がありながらも現実世界の認識や待遇の冷たさにより取れる行動の自由度が狭まっていき、それを感じることで生きづらさを感じやすいタイプとなる。これは持論だが、このタイプに限ればmbti界隈の中で「生きづらい」ことが定説になっている全INFPの生きづらさの平均値を上回るレベルで生きづらいINTPとなるだろう。

 このタイプに当てはまりながらも例外的に幸せなケースがあるとするならば、「嫌われても自分の知ったことではない、追放されたらまた新しい組織を探すだけだ」という図太さ、不撓不屈の精神を持ち続け、「自分は悪くない」の心を一切の疑いなく純度100%で保ったまま最後まで信じ切ることのできる人間だけだろうか。


あとがき

ここまで記事を書いてきたが、思いのほか長くなりそうなので続きは後編として別途投稿していこうと思う。後編の構成は、①今回書ききれなかったINTPの他のタイプについての説明 ②では筆者はどのタイプに分類されるのか?※自分語り多め を予定している。高校の自宅学習期間に入り時間は十分にあるとは思うのであとは筆者のやる気次第だが…今のところはできるだけ早期に投稿したいと思っている。

(3月10日追記. 後編完成しました!こちらのリンクからお読みいただけます!)


 今回もいつもの例に漏れず長文になってしまいましたが…ここまでお読みいただきありがとうございました!!感想、指摘等々何かしらのコメントをいただけると、筆者の怠惰な心に少々焦りの念が生まれます。


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