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オンラインでマインドフルネス - 安心の見つけ方講座スタート -

Safeology研究所の森田です。

「自分の中に安心を見つけてみませんか?」

そんなやさしい問いかけがタイトルとなったSafeology研究所のオンライン講座が、11/22(水)から5回に渡って開催されます。

▼詳細 Peatix
https://peatix.com/event/3740344/view

講師は所長の山川修先生。
毎週水曜日の夜にZoomでつながり、参加者のみなさんと共にマインドフルネスについて学び、体験し、感じたことをシェアし合う講座です。

マインドフルネスは、心の中に安心を見つけるための科学的なメソッド。
坐禅や瞑想にも重なる所がありますが、もっと気軽にリラックスして、誰でもどこでも日常に取り入れることができる方法ではないかと思います。

山川先生のマインドフルネス講座では、「なぜそうなのか?」を脳科学的な裏付けを持って分かりやすく教えていただけのがうれしい所。
いきなり「はい、坐禅して!心を無に!」みたいなやり方ではなかなかうまくできなかった方でも、入っていきやすいのです。

自分の中に、安心、ありますか?

みなさんは、いかがでしょう。
私は今ひとつないです。

昨今は「不確定性の時代」と言われますが、私は20代の頃からある種の不確定性の中で生きてきました。
非常に多くの旅、というか移動をする運命のようなのです。

社会人になって初めて勤めた企業でも、ほぼ47都道府県に出張しながらホテルからホテルを渡り歩いて過ごすという特殊な環境でしたし、独立してからも各地を転々としつつ取材や執筆。引越しの回数も人一倍あると思います。

昨日眠りについた街に、今日もいるとは限らない。
今日くるまった布団に、明日も眠るとは限らない。
朝、目覚めて天井を見上げると、「今日はどこにいるんだっけ?」と自分の居所が一瞬分からなくなることもあります。

さらに私は非常にリアリティのある夢をみる性質で、転々とする現実に夢の世界まで加わり、かつ仕事ではいつも日本や海外のいろいろな人とオンラインでつないで取材をしているわけなので、私の肉体は一つでありながら、同時にたくさんの空間や時間、いわばパラレルワールドに接続しながら生きているという状態です。

うーん、想像しただけでややこしい。

けれども情報過多のこの時代、そして自然災害や紛争などがいつ起こるとも知れない時代、誰もが多かれ少なかれ、こうした「明日をも知れぬ」状況に触れているようにも思います。

昨日から今日、今日から明日。
今いる場所と、明日いる場所が、不連続であることが日常になった時、私たちの精神や心にはどんな影響があるのでしょう?

私自身が感じていることの一つは、「心もとなさ」という感情・感覚です。
それが翻れば未知なる体験へのワクワクや、新しい環境に順応していくレジリエンスにも変わるので、ネガティブな影響だけではないのですが、それでもやはり連続的に日々が蓄積していかないことによる足場の不安定さは否めません。

そんな中で「安心」を求めていくとしたら、それはもう外部や物質的な何かに頼るのではなく、自分が身一つでいても普遍性を感じられるものを見出すしかないと思えます。

その見つけ方が「マインドフルネス」にあるのではないか。
改めて私もこの講座で基本からもう一度、自分のOSにインストールしようと思っています。
一人ではなかなか習慣化しづらい壁も、参加者のみなさんと一緒に行うことで超えられたらと楽しみにしています。

今日は11月13日。
スタッドレスタイヤに替えるために、今住んでいる軽井沢から福井へ久しぶりに帰省し、今回は実家の一室で書いています。
明日か明後日には移動して氷点下の軽井沢へ。週末には那須にシュタイナー芸術を学びに行きます。月末は京丹後で数日過ごす予定。

移動、移動、移動。
その中でも揺るがない大樹のような安らぎを、私の中に見いだせたらいいな。

文/森田マイコ(Safeology研究所 研究員)

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