Safeology研究所

「安心をデザインする」をキャッチフレーズに活動する団体です。 Webページは http…

Safeology研究所

「安心をデザインする」をキャッチフレーズに活動する団体です。 Webページは https://safeology.org/wp/ 連絡先は safeology.lab@gmail.com

最近の記事

対話とことば

藤平さんの写真と対話の話題から、「対話」と「ことば」の関わりが気になり出しました。研究員の谷内です。 以前、近所の犬を大好きな子が我が家に遊びに来ていた時のことです。彼女は確か幼稚園に入る前ぐらいの歳の子でした。リビングでパルという名のゴールデンリトリバーを枕に寝そべったり、馬乗りになったりして犬をおもちゃにしてました。犬のパルが動こうとすると首にしがみつくは、尻尾を引っ張るはで、犬の方は勘弁してくれという状況でした。なんとか対面して落ち着かせ、オスワリさせた犬の垂れた両耳

    • コラムの写真

      ここのところ、川にまつわるコラムが続いていますね。 私の初回コラムでも川の写真や川の流れを眺める話をしました。 これまでの皆さんのコラムを眺めると、草木や川、空や水など、自然物の写真が多く並んでいます。 特に示し合わせているわけではないのですが、不思議ですね。 研究員のふじひらです。 先日、私の対話仲間が主催した対話イベントにファシリテータの一人として参加してきました。 50名前後の小学生から親世代までごちゃまぜの参加者層。 テーマは「平和ってなんだ?」。 会場校の大学教

      • ひとつの世界

        こんにちは、冨永です。 田中さんの「河原に並んで座る二人」の描写を読んでいたら 京都市の真ん中を流れる鴨川の河川敷のことを思い出しました。 京都市は僕が学生時代を過ごした街です。 その真ん中に鴨川が流れています。 河川敷では、さまざまな人が思い思いの過ごし方をしていました。 走る人、散歩する人、演奏する人、読書する人、恋を睦み合う人たち、などなど。 夕暮れの頃から次第に、河川敷にはカップルの比率が高くなってきます。 かの有名な「鴨川等間隔の法則」が実証されるのはこの時です

        • やさしさの絵と友禅流し

          Safeology研究所の田中です。 2024年3月9日(土)〜10日(日)に慶應義塾大学日吉キャンパスで開催された「SEEラーニング 教育者向けワークショップ2024」に参加してきました。 アメリカのエモリー大学とダライ・ラマ法王との協働で開発されたSEEラーニングとは、Social, Emotional & Ethical Learningの略で、「社会的・情動的・倫理的 知性の学び」と訳され、体験を通して「身体で感じて、ふり返り、修得していく学び」です。 エモリ

        対話とことば

          宇宙の中の地球と私

          Safeology研究所の山川です。 前回の森田さんの投稿の中で、3月20日(春分の日)が宇宙の元旦という話がありました。私は牡羊座の生まれなので、宇宙の元旦に近い時に生を受けたのかな、と考えていました。 以前、ホロスコープに興味を持ち、自分や身近な人のホロスコープを作成し、その意味を読んでいたことがあります。牡羊座は元旦だけあって「これから始まる」という感じが強いように思います。また、その本質として「I am(私は存在する)」という特徴があるといわれていますが、自分の中

          宇宙の中の地球と私

          自分を引いて見たり、寄って見たりする旅

          研究員の森田です。 これを書いているのは、3/20、春分の日。 宇宙のリズムで言うと、この日が本当の「元旦」、1年のサイクルの始まりの日なのだそうです。 そんな日を迎える前に私は、自分のルーツの一つである鎌倉に数日滞在していました。 30代から40代の初めにかけて約10年ほど暮らした鎌倉。 10年も住むと、数人の大事な友人や思い出の場所などもそれなりにでき、間違いなく私の土台の一部になっていると感じます。 今回の滞在では、すでに桜が咲き始めている鎌倉の町で毎日違う心友と会

          自分を引いて見たり、寄って見たりする旅

          全体と部分とかかわり

          藤平さんは「記事を読みながら、ピンとくる...降りてくる」と述べられています。同じく対話やコラムからいろいろな気づきと思いが掘り起こされている研究員の谷内です。 音楽での体感を述べられている藤平さんの俯瞰と部分へのフォーカスは、俯瞰と仰望(仰視)の対義・反対では無いようです。全貌と詳細(ディテール)や鳥の目と虫の目といった、対応することだと思われます。そして、私たちは鳥瞰的と虫眼鏡的に感じる二つの感覚を並行して持ち合わせていて、なお一見相反する要素への適応と活用能力もあった

          全体と部分とかかわり

          降りてくる瞬間

          前回の冨永さんの記事を読みながら、またもピンと来る内容が頭の中に「降りて」きます。研究員ミーティングや他の方の記事を見ていても「降りて」くることが多いと感じます。 何でなんだろう・・・? 何か理由があるんだろうか・・・? 不思議な感覚です。 あ、研究員のふじひらです。 冨永さんが合唱の話から「フォーカスとボヤカス」の話をされていました。以前も書きましたが、わたくし、音楽の仕事もしております。 主に「合奏」と呼ばれる複数名での楽器演奏を指導する形態がほとんどです。また一時

          降りてくる瞬間

          フォーカス、あるいはボヤカス。

          こんにちは、研究員の冨永です。 田中さんのHSP(繊細さん)の投稿を読んで 子供の頃の不思議な出来事を思い出しました。 当時、小学校で、合唱の練習がよくありました。 僕は自分が音痴なので、あまり好きな時間ではありませんでしたが それは歌うのが苦痛なだけで、ボーッと聴いているのは好きでした。 そんなボーッとした時間に、気づいたんです。 みんなが歌っている光景の中の、誰か1人に狙いを定めて その子の口元をジーッと見つめていると みんなの混ざり合った声の中に、その子の声だけを

          フォーカス、あるいはボヤカス。

          クセからの音と繊細さ

          Safeology研究所の田中です。 先週土曜の午後、「福井発!ビジネスプランコンテスト2023最終選考会」に参加しました。私の同僚が教えるブランディングの授業では、このコンテストへの応募を最終課題としています。 田中ゼミの一人が最終選考に選ばれたのですが、とても良い発表でした! 彼女は、図書館などで隣席の人が発する鉛筆のコツコツ音が気になることから越前和紙製の下敷きを企画しました。審査員にサンプルを配布したところ、委員長から書き味が心地良いとの高評価コメントもいただき、

          クセからの音と繊細さ

          体がゆるむと安心を感じる

          お久しぶりの研究員 森田です。 昨年の10月〜今年の1月下旬まで、許容量を超える仕事とそれに伴うストレスにまみれておりました。クリスマスもお正月もあったはずなのに、もはや思い出せないほど。「心を亡くす」=「忙しい」、「心が荒れる」=「慌ただしい」…できれば無縁でいたいそんな心の状態に、ここ数ヶ月すっかり巻き込まれていました。 そんな怒涛の流れが、1月のある出来事を境にピタリと止みました。 その出来事とは、体のあらゆる力みや緊張をほぐすボディワークを受けたこと。 知人の紹介

          体がゆるむと安心を感じる

          身体とモヤモヤ

          Safeology研究所の山川です。 前回、谷内さんのモヤモヤするという話がありました。モヤモヤするのは頭だけなく、身体も同じかもしれません。 以前、冨永さんが冷水シャワーを浴びているという話がありましたが、私もお風呂上りにはいつも浴びています。もう習慣になっているので、真冬のこの時期でも冷水シャワーを浴びないと、お風呂に入るのが終わったという感じになりません。 最近寒い日が続いていますが、私の日常は自宅のパソコンで仕事をしているか、本を読んだりして過ごしています。その

          身体とモヤモヤ

          モヤモヤと自分の時間の連想から

          何から書き出そうかと、いろんなことがモヤっと思い浮かんではの繰り返しでモヤモヤしています。藤平さんの哲学対話のルールの中に「モヤモヤしても良い」と......。とは言え、一人でのあれやこれやの思いつきや考えがモヤついているのです。笑われるかも知れませんが、あれやこれやを個人の中での対話だと思えば良いかと都合のいい勝手な解釈をしている、研究員の谷内です。 モヤモヤのきっかけは、オンラインミーティングでの「自分の時間」です。「自分の時間」を言葉として知ってはいても、その意味する

          モヤモヤと自分の時間の連想から

          対話の形と安心と

          ここの研究員の皆さんはいつも多彩な視点と豊富な言葉で、わたしの心にフッと伝わる(safeologyな)発見や気づきをくださる方々ばかりだなぁ・・・と感心する日々なのです。 研究員のふじひらです。 前回の冨永さんの「何もしなくていい。」話から。 Safeology研究所では毎月1回、所員による月例のオンラインミーティングが開催されます。先週の冨永さんの記事の後にMTGがあったことから、この「何もしなくていい。」の話からも様々な話が展開していました。 一方で、別の話題では「自

          対話の形と安心と

          何もしなくていい。

          こんにちは、研究員の冨永です。 前の記事で、田中さんがハワイでぼーっとしてきた話を読んで 何もしないことの大切さに想いが巡りました。 何にもしなくていい、と思えたら、それで安心できるんじゃないかと。 逆にいうと、何かしなければならないという思いが 不安を生んでいるのではないかと。 スケジュール帳は真っ白だと、何かで埋めたくなる。 びっしりの予定にため息をつきつつも、充実を感じる。 そんな気持ちが、僕にもあります。 でも、ふと、思うんです。 何かをすることで、何もしない

          何もしなくていい。

          今ここを大切に過ごす

          Safeology研究所の田中です。 年始から能登半島地震、羽田空港事故と、痛ましいことが続いており、被災された方々に、どのような言葉掛けをすれば良いのか正直わかりません。 私は、国際カンファレンスで発表するため、1/2(火)夕方の飛行機で小松空港から羽田空港へ旅立ちました。当日、自宅のある鯖江から高速道路にのると、加賀インターまでしか通じておらず、その後は下道を走り、小松空港にチェックインしたのはギリギリ。そして、もう少しで羽田へ着陸かと考えていたとき、隣の乗客の画面に

          今ここを大切に過ごす