嵯峨景子（さが・けいこ）ライター・書評家・大学非常勤講師。社会学者として研究職に従事後、ライターに転身。取材やインタビュー、書評を中心に活動中。単著に『氷室冴子とその時代　増補版』『少女小説を知るための100冊』『コバルト文庫で辿る少女小説変遷史』、編著に『大人だって読みたい！ 少女小説ガイド』など。主な寄稿先にリアルサウンドブック、ダ・ヴィンチWEB、ホンシェルジュ、集英社オンライン、好書好日、おしごとはくぶつかん、産経新聞、日本経済新聞など。無記名で大学まわりのコンテンツ記事（大学の先生・卒業生取材記事など）も執筆。

◇経歴

1979年札幌生まれ。東京在住。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。第3期プロライター道場修了生。宣伝会議第47期「編集・ライター養成講座 総合コース」受講生

◇連絡先

お仕事募集中です。記名・無記名どちらでも対応します。
sagakeiko@gmail.com

◇主な仕事履歴

単著と編著

『氷室冴子とその時代　増補版』（河出書房新社、2023年）

『少女小説を知るための100冊』（星海社新書、2023）

『氷室冴子とその時代』（小鳥遊書房、2019年）　3刷

『コバルト文庫で辿る少女小説変遷史』（彩流社、2016年）　2刷

日本SF作家クラブ・嵯峨景子編『少女小説とSF』（星海社）

嵯峨景子・三村美衣・七木香枝編『大人だって読みたい！少女小説ガイド』（時事通信出版局、2020年）　発売前重版・2刷

インタビュー

SFマガジン「BLとSF2」　桑原水菜インタビュー（聞き手・構成担当）

https://www.comicbunch.com/

コミックバンチ（新潮社）2023年10月号
『応天の門』連載100話突破記念　灰原薬・田渕大輔（宝塚歌劇団）スペシャル対談　取材・文担当

〈JUNE〉元編集長　佐川俊彦インタビュー　聞き手＆構成　嵯峨景子

・『文藝別冊　氷室冴子』藤田和子・山内直実・近藤勝也・菅原弘文〔白泉社〕（河出書房新社、2018年）　取材・文担当
・『大人だって読みたい！ 少女小説ガイド』津原泰水・若木未生（インタビュー）

書評や書籍紹介

伴名練『百年文通』（一迅社）書評

BL×SF作品ガイド：吉原理恵子『間の楔』（徳間書店キャラ文庫）、津守時生『三千世界の鴉を殺し』（新書館ウィングス文庫）、花衣沙久羅「少年たちのハイパーロマン」シリーズ（集英社スーパーファンタジー文庫）、竹宮惠子『地球へ…』（中公文庫）　レビュー担当

三谷晴美とぱーぷる――少女小説家としての瀬戸内寂聴／嵯峨景子

書評（マンガ）

コラム

 ・『ちくま』「”トーマ”の末裔たち」（筑摩書房、2017年5月号〜7月号）
第１回：性もなく正体もわからないなにか透明なもの
第２回：少年表象と靴下留め
第３回：私と「少年」書籍、そして24年組
・『カワイイ！少女お手紙道具のデザイン 』（芸術新聞社、2015年）「手紙の書き方本あらかると」
・『バラ時間 by 花時間 』「叙情画家・加藤まさをの世界」

評論

・『SFマガジン』2021年２月号　百合特集2021　「血を吐くように愛を叫ぶ　少女小説家・伊澤みゆきの衝撃」
・『文藝別冊　氷室冴子』「氷室冴子　忘れえぬ作家の軌跡」
・『ユリイカ』「因果・憧憬・制服 : スポットライトの外のざわめき」（『総特集　志村貴子』）、「『美少女戦士セーラームーン』における「改変」と幾原邦彦 : 少女たちの欲望と九〇年代」（『総特集　幾原邦彦』）、「吉屋信子から氷室冴子へ : 少女小説と「誇り」の系譜」（ 『特集　百合文化の現在』）、「宝塚と男役   "格好良さ"の伝統とアップデート」 (『総特集 イケメン・スタディーズ』)
・『宝塚イズム』「宝塚ロマンを縦糸に、言葉と権力を横糸に（月組『月雲の皇子』公演評）」「二十年間の軌跡と軌跡　大空祐飛」「アリスとオタクと宝塚」「「宝塚」に求められるもの——『仮面の男』演出変更をめぐって」など

書籍仕事

・大塚英志編『動員のメディアミックス―〈創作する大衆〉の戦時下・戦後― 』（思文閣出版）「昭和十三年の高等女学校制服調査にみる戦時下と制服」
・『「私」から考える文学史　私小説という視座』（勉誠出版）「少女雑誌における「私語り」ーー『少女世界』を中心に」
・吉川弘文館『日本生活史辞典』（執筆項目：宝塚歌劇・パーマ・バスガール・エレベーターガール・タイピスト・OL）
・弘文堂『現代社会学事典』（執筆項目：投書）

講演・イベント登壇など

・2022年10月8日　朝日カルチャーセンター新宿校オンライン講座「少女小説の世界　イラスト編」

・2022年3月5日　朝日カルチャーセンター新宿校オンライン講座「少女小説の世界パート2　80年代90年代編」

・2021年9月18日　朝日カルチャーセンター新宿校オンライン講座　「少女小説の世界　80年代90年代編」

・2021年2月7日　Hon.jpブロードキャスティング#26　ゲスト出演
・2020年12月6日　ネイキッドロフト「『大人だって読みたい！ 少女小説ガイド』出版記念トークショー」（出演：嵯峨景子・三村美衣・七木香枝　ゲスト：若木未生・青柳美帆子・ひらりさ）
・池澤春菜＆堺三保のSFなんでも箱＃81「大人だって読みたい！ 少女小説ガイド」（ゲスト：嵯峨景子・三村美衣）
・2020年2月1日　朝日カルチャーセンター新宿「氷室冴子とその時代」
・2017年5月16日 　日比谷カレッジ 「少女小説は死なない　ー氷室冴子から現在まで」
・2017年4月9日　書泉ブックタワー「『星へ行く船』全5巻完結記念　新井素子×嵯峨景子トークショー&サイン会」
・2016年6月26日 Think of Fashion 「カルチャーとしての”少年系”ファッション　‐靴下留め・少年装・ジェンダー‐」
・2014年1月17日　VACANTの課外授業「少女文化研究のリアリティ」 （出演：嵯峨景子・高橋律子・大石蘭）

新聞コメントやインタビュー

・『朝日新聞』2019年12月4日　東大院から氷室冴子研究　フリーライター・嵯峨景子さん
・『朝日新聞』2019年9月4日夕刊「（時代の栞）「なんて素敵にジャパネスク」　1984年刊・氷室冴子　乙女心に届ける物語」
・『日本経済新聞』2018年1月19日夕刊「コバルト文庫40年 足跡たどる 女性の理想の居場所 今も」
・『北海道新聞』2017年3月29日夕刊「「コバルト文庫で辿る少女小説変遷史」を出して」

授業

・2015年～　明治学院大学「アカデミック・ライティング」など