今から10年前、クラブ史上初めてＪ１の舞台で戦うことになったサガン鳥栖。多くの人が降格候補に挙げる中、ある男がこう言いました。

「サッカーファンの期待を裏切り、サガン鳥栖ファンの期待を裏切らない」

迎えたＪ１での初めてのシーズン。有言実行を果たし、Ｊ１初年度で５位と躍進を遂げました。

2022年のオフシーズン、サガン鳥栖は昨シーズンの多くの主力が移籍しました。また、躍進を支えていた金明輝監督もクラブを去りました。

開幕まで１週間を切った今、サガン鳥栖への世間の評価は芳しくありません。しかし、我々サガン鳥栖ファミリーはこれまでも幾多の困難を乗り越え、その都度に強くなってきました。「開幕前の評価など関係は無い」という事をサガン鳥栖ファミリーが一番知っているのではないかと思います。

そうは言っても簡単な道のりではないでしょう。上手くいかない事、涙を流す事も多くあるでしょう。僕たちサポーターはチームが勝てるように、優れた戦術や戦略を与える事はできません。僕たちにできる事は、そういった辛い時に、チームやクラブをしっかり支える事ではないでしょうか。

僕は、このチームでタイトルが獲りたいです。「何を馬鹿な事を」と言われるかもしれませんが、本気でそう思っています。シーズンが始まる前だけはどのクラブも横一線です。優勝を目指す上で、現実的な目標が変化していくのではないでしょうか。

「サッカーファンの期待を裏切り、サガン鳥栖ファンの期待を裏切らない」

こう言って、初のＪ１の舞台で期待と不安でいっぱいであったサガン鳥栖サポーターを安心させてくれた藤田直之が７年ぶりにチームに復帰しました。

信じましょう。選手を、監督を、スタッフを、クラブを。

2022年シーズンを笑顔で終えれるように。

さぁ、あと少しで「最高の週末」が待っています。